待ち時間

オペラは演目によって、殆ど出ずっぱりの事もあればホントにちょっとしか出番がない物もある。
ヒマな待ち時間は本を読んだり、皆で話をして過ごしたり、バールに行って軽食をつまんだり等々、その時々、季節によっても違うけど、究極は出番が最初と最後だった時、一旦帰宅して夕食を摂った事さえある!
以前、ムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」で端役を歌った時は、楽屋入りは開演と同時だったけれど、出番は終幕の最終場だったから、メイクが終わってから楽屋で4時間近くも待っていた事がある。お陰で本を何冊も読めたけど、あれははっきり言って苦痛だった。
今回のヤナーチェクの「マクロプロス事件」も終幕まで出番がないけど、こっちはオペラ自体が1時間40分と短いからまだマシだ。とは言え、リハーサルは何度もやり直したりするから、結局は時間が掛かってしまうんだけど…(^^;

Makropulos舞台裏で出番を待つ楽員達。

カテゴリー: 仕事 タグ: パーマリンク