ドニゼッティ:歌劇「ランメルムーアのルチア」 ~ ミュンヘン

昨夜、リヨン・オペラ座はモーツァルト「イドメネオ」の5回目の公演でしたが、前回続いて題名役はワークマンが代役を務めました。昨日のリヨンは午後には雹が降ったり、帰宅時には雨に混じって雪が降ったりしてとても寒かったです。

閑話休題。先日1月26日に初日を迎えたミュンヘンのバイエルン州立歌劇場に於けるドニゼッティの歌劇「ランメルムーアのルチア」公演の録音を入手したので、オペラ座の仕事がオフだった今日は気分転換に聴いてみました。
指揮は2013年のシーズンから同歌劇場の音楽総監督に就任したキリル・ペトレンコ。リヨンでもお馴染みの彼ですが、ベル・カント作品を振るのは今回が初めてと言う事で注目されていました。主な配役はディアナ・ダムラウ(ルチア)、パヴォル・ブレスリク(エドガルド)、ダリボル・イェニス(エンリーコ)、ゲオルク・ツェッペンフェルト(ライモンド)、エマヌエレ・ダグアンノ(アルトゥーロ)他。如何せんラジオ放送の音源なのでお世辞にも音質は良いとは言えませんでしたが、ノーカット演奏だったので普段は余り聴く機会のないエドガルドとエンリーコの二重唱を久し振りに聴けたりしてちょっと得した気分でした(笑)。「狂乱の場」はフルート・パートを所々ヴェロフォン “Verrophone” (仏語でコップを意味する’verre’とギリシャ語起源の音を意味する’phone’の造語?)に置き変えているらしくとても違和感がありました。また、ダムラウがアリアの最後の変ホ音を外してしまったり、エドガルドのアリアにカデンツァがない(!)等々、個人的に気になった個所がありました。ペトレンコの音楽は全体的に決して悪くなかっただけに少々残念な気がします。

「ルチア」~ミュンヘン2015

写真は公演時のカット(ダムラウとイェニス)。ウォルター・スコットが1669年にスコットランドで実際に起きた事件を基に書いた悲哀小説の舞台は18世紀初頭スコットランドですが、バルバラ・ヴィソツカの新演出は1960年代アメリカに置き換えたようです。因みに、2月9日の公演はネットでライブ配信されるそうです。

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