Windows携帯以外でも日本語!

K770i1年程前までは機種を変更しつつも長年ずっとWindows系の携帯電話を使っていたのですが、今現在は4月に機種交換プログラムで10ユーロ(約1600円)で買った、ソニー・エリクソンのK770iと言うモデルを使っています。
この携帯にする直前は、同じくソニー・エリクソンのW960iと言うモデルを買ったのですが、使えると思っていた機能が上手く動作せず、速攻で2日で返品。その前は同じくP990iと言うモデルを半年余り使っていました(それ以前がWindows系)。P990iはW960i同様にSymbianOS搭載で日本語化も簡単だったし、2メガのデジカメ内蔵でそれはそれで色々と重宝していたのですが、如何せん、僕にはちょっとデカ過ぎました(^^;
K770iはその点ではたったの95gとかなり小さめで、ジーンズのポケットに入っていても邪魔になりません。現在は購入時のオペレータ標準のテーマは止めて、Vista風のテーマに変更し、右のソフトキーにはウォークマン・アイコンを当てて、メディア・プレーヤが起動するようにカスタマイズしています。

K770iで日本語入力中!Windows MobileやSymbianOSと違って、Kシリーズはソニー・エリクソン独自のOSを使用しています。だから日本語を使うためにはファーム・ウェア(FW)の変更が必要なため、半ば諦めていたのです。とは言っても実際にはFWの変更は簡単なのですが、日本語版は存在しないので中国語版や香港版等のFWを使う事になります。これらの中国語版にはひらがなとカタカナも含まれているので、殆どの日本語サイトが閲覧可能ですが、半角カタカナ等はないので、文字化けが起こってしまうのです。一番悔しかったのは、自分のブログで文字化けを起こしていた事。勿論、サーバー側で半角文字を全角に変換する事も可能である事も知っていますが意外と面倒ですからね(笑)。文字化けに加えて、FWを入れ替えると言う事は事実上セキュリティ・ファイル等を削除してしまう事になるので、テレビ放送受信等のオペレータが提供する機能が幾つか使えないと言う弊害もあり、これでは宝の持ち腐れになってしまいます。
しかし、ネット上のあちこちのフォーラムを徘徊している内に、FWを変更せずにフォントの変更・指定が可能である事を知りました。独自OSとは言ってもシステム・ファイル自身がUTF-8準拠で書かれているので、対応するフォントさえあれば日本語は問題なく使えるのです。
ところが、日本語を含む多言語対応のUNICODEフォントの中で、無料で使えるフォントとなると結構種類が少ないです(“Japanese Unicode Fonts”というサイトが参考になります)。しかも、ユーザー領域の空きが16MB程度と極小なので、フォントのサイズに気を付けなければなりません。
結局僕は見栄えの良さからもWindows XP版のMS UIゴシックを使う事にしてしまいましたが、ライセンス上の問題があるのでその辺は個人の責任という事で…。
その他、フォント以外に用意するのは、「FAR Manager」 や「XS++」等のUSBケーブルを介してシステム領域にアクセス可能なソフトと、「メモ帳」等のエディタだけです。

在仏熊猫日記携帯版を表示実際には、用意したフォントをユーザー領域にアップロードし、FONTS.XMLと言うファイルの中に、フォントの指定を正しく記述するだけです。
ただ、FAR ManagerやX++は、現在のところファイルのアップロードは出来てもダウンロードが出来ません。
日本語入力にはJAVAアプレットでフリーの“PiClipID”(2番目の写真)を使用しますが、こちらはメモリーカードにインストールしても問題ありません。基本的にクリップボード経由でコピペして使いますが、標準搭載のインターネットブラウザ(NetFront)で検索する際やEメールは勿論の事、SMSでも日本語が使えるので、妻との連絡にも利用しています(^^)
最後にK770iの主な機能ですが、スケージュール管理やアドレス帳等のPIMソフトは当然ですが、3G対応に加え、3.2メガのフラッシュ内蔵&オートフォーカスのデジタルカメラ、音声&テレビ通話、テレビ放送受信、FMラジオ受信、ウォークマン機能等々、僕にとって嬉しい機能ばかりです! 暫くはこれで行きま~す(^^)

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