今日のリヨン・オペラ座は、ロッシーニの歌劇「イタリアのトルコ人」4回目公演です。
前回、日曜日の公演はマチネーでしたが、主役のソプラノが急病のため急遽、代役を立てて行われました。
それが、当日のお昼に連絡を受けたそうで、それから慌てて代役探しを行ったのでしょう。時間も時間でしたから、それからリヨンに赴くにしても時間が掛かりますよね。
TGVに乗ってパリから来ると知らされてはいましたが、結局、30分遅れて開演となったわけです。しかしながら僕らはメイクの時間とかあるので通常通りオペラ座へ行かなければならず拘束時間がいつもより長くなってしまっただけ(笑)。
また当然、お客さんたちは変更のことなど知ることなく16時開演に合わせてオペラ座に来たわけで、彼らだって待たされたわけですからね。
昔は、主役が万が一の時のために代役を務めるカバーがいたものですが、昨今は経費削減やらなんかで結局は高い代償を払う羽目になっていやしないか?とか思うんですけど、もう少しどうにかならないものでしょうかね。
30分遅れで始まったものの、幸いその後は滞りなく公演は終わりましたが、さて、今日はどうなるの? 今のところまだ何も連絡はありませんけど、今夜は大丈夫なんでしょうか…(^^;
※ 写真は、第1幕第6場からのカットで、セリム登場の場面です。