毎年恒例となったリヨン・オペラ座の3月のフェスティバル。今シーズンのテーマは “MÉMOIRES” 「記憶」です。
今回はモンテヴェルディの歌劇「ポッペアの戴冠」、シュトラウスの歌劇「エレクトラ」、そして、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の3作品が取り上げられますが、そのいずれのプロダクションの演出家も既に他界しています。その意味での「記憶」という思いも込められているのでしょう。また、彼等の残した業績を称える機会であることも否めません。
「ポッペアの戴冠」は今月7日にヴィシー歌劇場での公演が始まり、既にフェスティバルは開幕しています。因みに、今回オペラ座合唱団が出演するのは「エレクトラ」と「トリスタンとイゾルデ」の2作品で、いずれも影コーラスのみです。
今夜は「エレクトラ」、そして明晩は「トリスタンとイゾルデ」のG.P.が行われます。