パレ・ガルニエ

パレ・ガルニエ
つい先日、フランスは万霊節の休暇が終わったばかりですが、この週末から火曜日にかけてまた連休。今日はパリ・オペラ座へ室内楽のコンサートを聴きに行って来ました。

一般に「パリ・オペラ座」と呼ぶこの劇場は、正式には「国立オペラ劇場」 “Théâtre National de l’Opéra” と言い、設計者であるシャルル・ガルニエの名前から「ガルニエ宮」 “Palais Garnier” とも呼ばれます。ネオ・バロック様式建築で伝統的なイタリア式の馬蹄型をした非常に美しい劇場です。
正面ファサードは未だに改装工事が終わっていないのがとても残念です。窓から降り注ぐ陽光で光り輝くステンドガラスと煌びやかな内装を早くまた見られるようになると良いですね。

今日聴きに行ったのは昼12時開演の1時間ほどのプログラムでしたが、全席完売ということで超満員でした。オペラやバレエと違って演奏時間が短いことも関係しているのかもしれませんが、家族連れや観光客も多くみられました。

木管五重奏によるプログラムは、パヴェル・ハース「木管五重奏 作品10」とエンドレ・セルヴァンスキ「木管五重奏第1番」、そしてアントニン・ドヴォルザーク「弦楽四重奏第12番 作品96 “アメリカ”」の木管五重奏編曲版。
もうかなり昔になりますが、弦楽四重奏が好きで聴いていた時期がありまして、このドヴォルザークの弦楽四重奏がとても好きで色んなアンサンブルの演奏を聴き比べなどしていたことがあるんですよ。
だから、今日は木管五重奏になったらどんな感じになるのかとても興味があったのです。

プログラムは全体を通してとても良い演奏でしたが、お目当てのドヴォルザークは原曲の弦楽四重奏ならではの響きや厚みが感じられず少しばかり残念でした。個人的な感想ですが、各々の楽器の音色が違い過ぎてバランスが悪いのかもしれませんね。

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