この夏の旅行は、花の都フィレンツェ、そしてピサに行って参りました。
中世からルネサンス期にかけてヨーロッパの商業・金融の重要な中心地のひとつとして栄え、美術、建築の傑作が数多く残るフィレンツェには、今もルネッサンスの華やかな雰囲気が漂っています。また、3世紀以上に亘って、フィレンツェ・ルネサンスに於いて実質的な支配者として君臨したメディチ家の紋章(百合の花と丸薬)も町のあちこちで見かける事が出来ます。
写真は、町を東西に流れるアルノ川に掛かるフィレンツェ最古の橋「ヴェッキオ橋」 “Ponte Vecchio” で、ここには貴金属・宝石店が軒を並べています。また、一番上の階層には、メディチ家の一族が市内を安全に通行出来るようにと、16世紀の画家であり建築家のジョルジョ・ヴァザーリにより1565年に建造された、“秘密の抜け道” ヴァザーリの回廊 “Corridoio Vasariano” と呼ばれる、町の南側にあるピッティ宮殿から北側にあるヴェッキオ宮殿まで結ばれた回廊が続いています。
最後にフィレンツェを訪れたのは1992年の事。その後、妻の仕事(「リゴレット」のジルダ役)で行くチャンスはあったのですが、提示された条件に納得出来ず断ってしまったので、今回はナント17年振りの訪問でした。
フィレンツェはいつ行っても人がいっぱいですけど、いや~、それにしても連日35℃を超す暑さでちょっぴりバテバテでした(^^; 次回はスライド・ショウをアップする予定で~す!