ここ数日は、ガーシュインの孫が見守る中、オケ合わせ、舞台稽古が行われましたが、ついに「舞台に上らなきゃいいんだろ?」と言う思惑は脆くも崩れ去ってしまいました。演出家の口から「どんなに変装・メイクしていても、何かの拍子に地肌が顕わになってしまう可能性がないとは言い難い」と発表があり、我々正式団員は客席に入らない事になったのです。「それなら舞台上なら遠目で分かり難いからいいのか?」とも思うんですけど、その件についてはまだ最終決定が出てません。最初から黒人以外はダメだって分かってる作品なのに、今更何を言ってんの?と言う気がしないでもないんですけど、果たしてこれからどうなるんでしょうか…。
閑話休題。今日と明日はペンテコステ(仏語ではパントコート Pentecôte)「聖霊降臨祭」のため連休なので、オペラ座のリハーサルもお休みです。
娘の通う学校は、本来授業がある金曜日の代わりに休校日である水曜日に振替授業を行い、8日の「第二次大戦終戦記念日」の祝日から明日迄、週末も併せて五連休です。実は先週、1~4日の場合も同様の処置を取り四連休だったので、2週続けての連休になります。ついこの間春休みが終わったばかりなのに、やたらと今年は休みが多いですね。
因みに、この春休みですが、例年だとイースターが4月に当たるため、たとえ今年のようにイースターが3月になろうとも、フランスでは頑として譲らず「イースター休暇」と呼んだりします。でも娘の通う学校はカトリック系なので、そんな無茶苦茶な事は言いませんよ(笑)。
ところでこの連休についてですが、公立校では水曜日にも授業がある学校が多いため振替授業と言う技が出来ません。しかし、1~4日に限っては1日に「メーデー」と「キリスト昇天祭」の祝日が重なってしまったため、連休になったところもあったようです。
その経緯を知ると「如何にもフランス的」と僕には思えてしまうのですが、某公務員組合の陳情書には、今回の「二重祝日」は「夏の長期休暇等を除くと、年間11日の祝日しか休みがないのに、貴重な1日が減ったら一大事!! その分の振替はきくのか、或いは泣き寝入りか!?」(概略)、と言う何となく分かるような分からない様な内容が書かれていました(^^;
そして今週も序に連休にしてしまおうとしたところ、今度は教育省の方からダメが出たようで、結局、公立校は金曜日に通常通り授業があったようです。当然と言えば当然ですが、御都合主義の罷り通るおフランスの一面をこんなところにも垣間見た気がします。
来週15日には労働条件の改善や、ポスト削減に抗議する大規模な全国ストも予定されていますが、自分達の権利のためなら決して時間を惜しまない国民だと思います。
久々にマーシャの開き~!
今日も朝から日向ぼっこで~す♪