昨日の「マゼッパ」のGPに続いて、今夜は「エフゲニー・オネーギン」のGPです。
「エフゲニー・オネーギン」はチャイコフスキーのオペラの中で上演回数が最も多い作品です(次が「スペードの女王」)。プーシキンの原作が題名通りオネーギンの目線で物語が書かれいるのとは対照的に、シロフスキーの台本によるチャイコフスキーのオペラでは主にタチアーナに焦点を合わせて書かれいてます。随所にチャイコフスキーの美しい叙情的な旋律美が活かされており、苦悩するオネーギン、毅然としたタチヤーナ等、各登場人物の内面的感情が深く表現されています。また、バレエ音楽の巨匠に相応しく、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ等の舞踏音楽がふんだんに使われているところは流石ですね。そして、タチアーナのアリア「手紙の場」、レンスキーのアリア「青春の日は遠く過ぎ去り」、グレーミンのアリア「誰でも一度は恋をして」等々、コンサートでもよく歌われる有名な曲も登場します。
写真は第2幕第1場、ラーリナ家で催されるパーティーへ出席する際の衣装を着たところ。前回、2007年1月の公演の際に撮られたものです。自分で言うのも少し気が引けますが、病み上がりと言う所為もありかなりホッソリしていますね。今回も同じ衣装を着てるのに見た目が随分違う感じがします(笑)。
1日置いて火曜日は「スペードの女王」のGPです。
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