サン・プリヴァ・ダリエでの本番を終えて帰宅したのは、昨夜、1時半頃でした。
今回は仲間の車に同乗させてもらったのですが、サン・プリヴァへ向かうルートの途中には、コンポステラの巡礼路の一部としてユネスコの世界遺産にも登録されているオート・ロワール県の県庁所在地ル・ピュイ・アン・ヴレがあります。この町で10年程前に僕はモーツァルトの「レクイエム」のソロを歌った事があるのですが、そのサン・ロラン教会の脇を通りかかった時とても懐かしかったです。
昨夜は、男声アンサンブルのコンサートの本番の前に、夕方にはラ・シェーズ・デューでラジオ生出演もあったので、考えてみたら昨日は2回本番があったようなものなんですよね。
ラ・シェーズ・デューではベネディクト派のサン・ロベール大修道院で、バロック、クラシック、現代音楽、宗教音楽等の作品によるフェスティヴァルが毎夏開催されています。第45回目を迎える今年は、フランツ・リストの生誕200年に当たり、それを記念してリストの作品が多く演奏されるようです。昨日はフェスティヴァルの初日で、しかも、僕らが到着した時は、丁度、午後に行われたオープニング・コンサートが終わったところで、修道院内の大歓声が外に漏れ聞こえました。また、夜はリヨン国立管のコンサートだったようで、ラジオ出演が終わって駐車場へ向かう時に、知り合いに会ったので挨拶しました。
写真は、マイクのバランス・チェックを兼ねたリハーサルが終わって番組開始までの間に撮ったもので、窓から見た修道院の側面部分とフランス・ムジークの立て看板(?)を収めたものです。僕の背後が放送会場の「リシュリゥの間」になります。
サン・プリヴァからラ・シェーズ・デューまでは車で片道45分程ですが、短時間内での往復、コンサート本番、そしてリヨンへの帰路約2時間半ということで、流石に疲れましたね。今朝は起きるのが辛かったです(><;