今夜のリヨン・オペラ座は「マゼッパ」の2回目の公演です。ところが、今日は所得税に於ける芸術・文化系の職業控除撤廃、劇場への助成金削減等に反対する全国ゼネストの日。「5月6日は国内で行われる一切の公演を中止して国に対して断固訴えよう!」と言う事で、リヨン市内でも県庁周辺や中心部で抗議デモなどが午前と午後に行われ、一時市内交通が遮断されると言う事態が起こりました。しかし、リヨン・オペラ座ではストの告知を届け忘れてしまったのだとかで、労組組合員等によるデモ参加はあっても、今夜の公演は通常通り行われる事になりました。
当然の事ながら僕は外国人ですから、国の政策に従ってこそ滞在・労働が許可されているわけで、こういう動きに先頭に立ってどうこうする立場にはありませんけど、フランス人が大好きな「一致団結して」というコンセプトから考えたらちょっぴり疑問が残ります。
さて話は変わりますが、ネットを徘徊している時に偶然にも前回2006年公演の「マゼッパ」のライヴCDを売っているオーストラリアの怪しい(?)サイトを見つけてしまいました。他にも他所では決して手に入らないタイトルが沢山ありましたが、リヨンの「マゼッパ」は3枚組で価格は45$AUD(プラス送料12$AUD)でした。公演当時、どことも販売契約は結んでいないので、これって明らかに違法だと思うんですけどねぇ…。