スズランの日

Muguet明日5月1日、フランスは「メー・デー」であると同時に、相手の幸福を祈ってスズランを贈る日でもある(ちなみに両者に直接の関係はない)。
中世の人々は5月1日前夜に、森の緑豊かな木を取って娘達の家の前に植え、翌朝目覚めた娘達は何の木であるかを見て、愛あるいは逆に拒否のメッセージを読み取ったと言う。また、幸福な家庭成就を祈願して、結婚式を司る神父や村長の門前にも植えたそうだ。
その後、森林保護の理由で木の伐採が制限されてからは、小枝の束を置く習慣へと変わって行った。
5月1日にスズランを贈る風習は19世紀、イル・ド・フランス地方から広まったとか。なぜスズランなのかと言うと、この季節の花で芳しく清らかなこと、ドイツで5月の花の代表として愛でられていること、また、キリスト受難に接した聖母マリアの涙から生まれた花という伝説などが影響しているらしい。
この日が近付くと、街中のあちこちでスズランのブーケを見かける。美しい風習は永く続いて欲しいものだ。

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