先週木曜に発覚した尿路結石は、翌金曜に塊が1個出たものの未だ完治とは言い難い状況ですが、一応、あの死ぬかと思った程の激痛は今のところ再発していないので、5日間の病気休暇を終えて予定通り昨日からオペラ座の仕事に復帰しました。ところが、前日の月曜日からどうも風邪を引いてしまったらしく不調に油を注ぐ始末! もう体は何が何だか分からない状態です(><
昨日はヴェルディ「ドン・カルロス」の指揮者ダニエレ・ルスティオーニとの音楽稽古だったので、たとえフルヴォイスで歌う事が出来ないとしてもテンポの揺れや振り分け等を知る為にとても重要な稽古でした。尤も、インフルエンザやその他諸々の理由で欠席者が多かったですけどね。ここリヨンでもインフルエンザが流行ってます!
続く今日は立ち稽古の初日で、午前中は第2幕第2場前半(女声のみ)、午後は第2幕第2場続き(+男声)の筈だったのですが、これから午後の稽古開始という時間になって男声は必要ない!と言われ、そのまま帰宅という有り様。家内からは「また具合悪くなったの?」と驚かれましたが…(^^;
体調が余り良くないので有難いと思う反面、どうして午前中の稽古が終わった時点で午後はどうするのか決断出来なかったのだろうと残念に思いました。それでも延々と待たされた挙句に出番がないという事も多々あるので、それに比べたらまだマシな方なんですけどねぇ(^^;
写真は、我が家蔵書の「ドン・カルロス」のヴォーカルスコア。全2巻669ページあります。ヴェルディのオペラで2巻にまたがっているのは僕の記憶ではこれだけです。
「ドン・カルロス」は仏語原典版から始まって伊語版も合わせると6つのバージョンが存在するのですが、その全てを網羅する唯一のスコアです。今から丁度21年前にここリヨンで初めて契約を交わした際に購入したものです(^^)