「シチリアの晩鐘」 〜 音楽稽古

「シチリアの晩鐘」〜音楽稽古
こちらリヨンは、このところずっと日中最高気温が30度越えの日が続いていましたが、今日はついに27度までしか上がりませんでした!
明日から天気は下り坂となり、徐々に気温も落ち着くみたいです(^^)

さてそして、今日からリヨン・オペラ座は、ヴェルディの歌劇「シチリアの晩鐘」の音楽稽古が始まりました。
これは7月にエクサン・プロヴァンス国際音楽祭にて演奏会形式で上演されるものです。

因みに、ヴェルディのオペラの中では上演回数があまり多くない作品で、個人的にはまだイタリアにいた頃、1989/90年のミラノ・スカラ座のシーズン幕開けに取り上げられ(ムーティ指揮、ピッツィ演出による伊語上演)、初日の舞台をTV放映で見たことがあるだけ。
あとは序曲がとても有名で単独でも演奏されることが多く、他にはソプラノのアリア「ありがとう。若き友よ」 “Merci, jeunes amies” くらいしか知らないです(^^;

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『兄を持ち運べるサイズに』

兄を持ち運べるサイズに
一昨日コンサートが無事に終わり、昨日からオペラ座の仕事は週末の休み。
昨夜は家内と一緒に映画『兄を持ち運べるサイズに』(2025年)を観に行って来ました。

フランスでの一般公開は5月6日からとつい最近なのですが、意外と上映館が少ない印象。
たまたま、我が家のすぐそばの小さな映画館で昨夜1回限りの予定で上映されることを知ったので、迷わず行って来ました。

原作である村井理子著のエッセイ『兄の終い』も読んでいませんが、ストーリーは滋賀に住む理子(柴咲コウ)が急死した兄(オダギリ・ジョー)の遺体を引き取りに行くということ以外、内容は殆ど何も知りませんでした。
開始数分後に、兄の死を知らせて来た電話の主の訛りが気に掛かり、おや?っと思っていたら、兄が最後に住んでいたのが宮城県多賀城市だったことを知り驚きました。
多賀城は個人的に知っている街であり、東日本大震災による甚大な被害を受けたところです。本編中には当時の様子が語られたり、復興状況が垣間見られる場面もあり、それだけでも持って行かれてしまった感があります。

家族の死に向き合う、妹・元妻・子供たちそれぞれの描写が美しく、涙なくして観ていられないとても良い作品でした。

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リヨン国立歌劇場合唱団 〜 ア・カペラ・コンサート ’26

リヨン国立歌劇場合唱団〜ア・カペラ・コンサート '26
今夜はトリニテ礼拝堂にてリヨン国立歌劇場合唱団のコンサートが行われます。
今回は、古楽から現代に至るまで、イギリスの合唱レパートリーに焦点を当てたプログラムです。

因みに、オペラ座のサイトに掲載されているコンサートの告知ですけど、2008年のリヨン国立歌劇場管弦楽団創立25周年&大野和士氏の首席指揮者就任記念のコンサートの際の写真が使用されていますね。流石に最近の写真に差し替えた方が良い気がするんですけど、どうなんでしょう(^^;

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最高気温31℃!?

最高気温31℃!?
こちら今日のリヨンは、朝からとても良い天気でした。しかも日中最高気温は31度だったらしいです。
朝、買い物に出掛けた時、いつもより少しは暑いかなと思わなくもなかったですが、日中、家の中にいる限りは全く暑いとは感じませんでした。
それだけ、我が家が涼しいということなのでしょうけどね。

予報ではこのまま好天&高温が来週いっぱい続くようです(^^;

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「ルサルカ」 〜 オペラ・バスティーユ

今日はパリに来ています。

フランスは先週に引き続き今週末も連休なのですが、今夜はオペラ・バスティーユで上演中のドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」を観に来ました。

指揮は大野和士、演出はロバート・カーセン。配役は、ニコル・カー(ルサルカ)、セルゲイ・スコロホドフ(王子)、エカテリーナ・グバノヴァ(外国の王女)、ディミトリ・イヴァシェンコ(水の精)、ジェイミー・バートン(イェジババ)、フロラン・ムビア(猟師/狩人)、セレイ・ピナール(料理人)、マルガリータ・ポロンスカンヤ(第1の木の精霊)、マリア・ヴァレンベルグ(第2の木の精霊)、ノア・ベイナート(第3の木の精霊)。

これは2002年に当時パリ・オペラ座の音楽監督であったジェームズ・コンロンの指揮で、ルネ・フレミング(ルサルカ)やセルゲイ・ラリン(王子)、フランツ・ハウラータ(水の精)、ラリッサ・ディアトコーヴァ(イェジババ)等のキャストにより初演されたプロダクションの5度目の再演になります。

「ルサルカ」〜オペラ・バスティーユ

※ 写真は、2019年6月に行われたこのプロダクション再演時の舞台写真です。

今夜は久し振りに大野さんの演奏を聴きましたが、全体を通して優雅に彩られた世界観を醸し出していました。
ルサルカ役のカーは、リヨンで「エロディアーデ」のサロメ役を聴いて以来ですが、低音から高音まで声のバランスが非常に良いですね。聴いていてとても心地良かったです。王子役のスコロホドフはもしかすると本調子ではなかったのでしょうか?それとも声質が軽いだけなのかも知れませんが…。水の精役のイヴァシェンコは、スラブ系の歌手独特の深い音色がこの役に合っているように感じました。ただ声量はもうちょっと欲しいかな。
外国の王女役のグバノヴァはリヨンではヴェルディの「レクイエム」でメゾ・ソプラノを歌いましたが、彼女もまたスラブ系独特の音色の声ですが、明るくバリン!としたカーの声と比較すると、少し見劣りしてしまいます。イェジババ役のバートンは、魔女としての存在感はあると思うのですが、声に関しては響きにムラがあり残念でした。
脇役陣は、殆どがオペラ座のソリスト達で、他の演目にも頻繁に出演していますが、舞台慣れしていると言うか、卒がないと言うか、演技、歌唱共にとても良かったです。

また、第二幕には舞踏会のシーンがあるのですが、オペラ座バレエ団の踊りを観れたのもとても良かったです。

幾度となく再演を重ねる非常に美しいカーセンの演出ですが、一方で、合唱パートが影コーラス以外の部分、第二幕の婚礼の祝宴部分も影コーラスなのは残念でした。演出で祝いの宴は遠くから聞こえてくるという設定なのかも知れませんが、マイクを通して増幅してスピーカーから劇場内に流れてくる音のバランスがあまり良くありません。水の精(イヴァシェンコ)と被る部分は殆ど聞こえませんでした。
それに水の精のパートもこの演出では舞台袖から聞こえるシーンがあるのですが、ここは増幅し過ぎて不自然で残念でした。

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