オランダの若手ピアニストのクリスティアーン・クイフェンホーフェン Christiaan Kuyvenhoven は、日本でもコンサートを行っているので、ご存知の人もいるかも知れない。
実は、妻がオランダで1993年にプッチーニの歌劇「蝶々夫人」を歌った時に、息子役を務めたのが彼だ。当時、8歳だった彼にとって、この時の経験がその後の彼の人生に多大な影響を与えたと、本人もお母さんも事ある毎に話してくれる。早いもので来年はもう20歳だ。
あれ以来、毎年自分の近況を伝える手紙や写真、クリスマス・カードを送って来てくれるのだが、今年は彼のCDが一緒に添えられていた。今年12月3日に開催したリサイタルのライブ録音で、リストの作品のみで構成されたプログラムに、僕達はただただ感嘆するのみ。素晴らしいクリスマス・プレゼントだ。
息子は確実に成長している。今後の更なる活躍が楽しみだ。