歌手用マスク(スペイン製)

歌手用マスク(スペイン製)
こちらフランスは外出制限4日目。万霊節の休暇が終わり、今日から予定通りオペラ座の稽古が再開しました。

今日からの稽古中に着用する「歌手用マスク」(スペイン製)というのが配布されました。これは5回まで洗って使用可能の使い捨てマスクで、FFP2やKN95と同じ程度のフィルター効果があるという触れ込みです。
ただ、ユニセックスのフリーサイズなんでしょうか。ちょっと小さいですね。スペイン人が特に顔が小さいとは思わないんですけど、男声陣の多くは小さ過ぎて着用出来ませんでした。僕はギリギリ着用できましたが、ピッタリしすぎて耳が前方に引っ張られる感じでした(笑)。
素材はポリプロピレン100%で、飛沫が前方に飛ぶのを防ぐというだけで、口の下部分はブレスがし易いようにスカスカに開いているので外気を容易に吸い込んでしまい、フェイスシールド同様にウイルス対策には向きませんね。
また、口からのブレスは、急いで吸わなければならない時は不織布が口に付着して、呼吸ができなくなってしまい、一瞬、命の危険を感じましたよ(^^;
今日のところは、このマスクの使用感をリポートするというタスクもあったので仕方ありませんが、明日からも着用するかどうかは、はっきり言って難しいです。何しろサイズが合いませんからね。

今日は外出制限開始後の初の外出でしたが、時間帯も少し関係あるのか行きも帰りも、地下鉄の1車両に10人位しか乗っていなくて少し安心しました。外出制限の直前は怖いくらい混雑で、あの状態は本当にヤバいと思っていましたからね(^^;
ただ、街中はいつもと大差ないという印象でした。確かに個人商店は殆ど閉まっているんですけど、人や車の往来はあまり変わらないんですよ。果たしてこんなに緩い規制で良いのか疑問です。
3月の外出制限時と比べての違いは、強いて挙げるとすれば、殆どの人がマスクを着用しているということです。そういう意味ではフランス人も少しは新型コロナウイルス感染に対する意識が変わったということですね。

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