今夜はいよいよマイアベーアの歌劇「預言者」の本番です!
出演は、サー・マーク・エルダー指揮&ロンドン交響楽団、リヨン国立歌劇場合唱団、ブーシュ・デュ・ローヌ児童合唱団。主な配役は、ジョン・オズボーン(ジャン・ドゥ・レド)、エリザベス・デショング(フィデス)、マネ・ガロヤン(ベルト)、ヴァレリオ・コンタルド(ジョナ)、ギレム・ウォルムス(マティサン)、ジェームス・プラット(ザカリー)、エドウィン・クロスリー・マーサー(オーベルタル伯爵)他。
今回、演奏会形式での公演となってしまったのが少し残念ですが、1849年4月のパリ・オペラ座初演時には、演出で電力による照明が初めて使用されたり、バレエ曲「レ・パティヌール」(スケーター) “Les Patineurs” では振り付けでダンサー達がローラースケートを履いて登場するなどして注目を浴びたそうです。また、第4幕の「戴冠式行進曲」はのちのヴェルディの歌劇「アイーダ」にも影響を与えており、今でこそあまり上演される機会がありませんが、オペラ史上に於いては重要な役割を果たしている作品と言えるでしょう。
今夜の公演は、フランス・ミュジーク “France Musique” によるラジオ生放送と “LSO Live” による録音が行われます。