「預言者」の本番を明日に控え、今日は仕事が一日オフ!
昨日は「ルチア」の音楽稽古がありましたが男声だけだったので、人によっては昨日から2連休ですよ。
さて今日、エクサン・プロヴァンス国際音楽祭ではサイモン・ラトルの指揮でロンドン交響楽団のコンサートがプロヴァンス大劇場でありました。
昼間にG.P.があって、聴きに行くこともできたのですが、僕はコンサートのチケットをエクスに来る前に買っていたので、同僚に譲りました。
今夜のプログラムは、ベッツィ・ジョラスの「この美しき日々…」とマーラーの「交響曲第7番ホ短調」。
前者はLSOとエクサン・プロヴァンス国際音楽祭、クリーヴランド管による委嘱作品で、ヨーロッパ初演とのこと。ソプラノ・ソロはフォステーヌ・ドゥ・モネス。
演奏終了後にラトルが会場にいたジョラス史を示してそれに応えて彼女が立ち上がると、場内から更に大きな喝采が起こりました。
マーラーの「交響曲第7番ホ短調」は、彼の交響曲の中では演奏される機会があまり多くありません。その理由としては幾つか挙げられますが、使用楽器が多くて揃えるのが大変とか、曲全体を通して一貫したテーマがない点で解釈を難しくしている為とか言われます。
ならば、あまり深く考えずに楽章毎に独立した曲だと思えば良いのでは?とも言えなくもないのですが、如何せん、それでもやっぱり難しいです(^^;
今夜もやはり音楽的な難しさは感じられはしましたが、それでも音楽監督であるラトルと楽員との呼吸がピタリと合った素晴らしい演奏でした。