復活の兆し?

Chapelle Saint Joseph昨日の午後はエーン県の2006年コンサート・シーズンに於いて、ベルリオーズのカンタータ「オルフェの死」のテノール・ソロを歌いました。夜にはリヨン・オペラ座で本番があったので、自分の出番が終わると、コンサート終了を待たずに会場を後にしなければなりませんでしたが、それでも会場からブール・アン・ブレスの駅までは車で20分ほど掛かる為、駅に着いた時にはもう発車の5分前でした(^^;
手術後、初の大役だった訳ですが、例によって出番前は極度の緊張の所為で檻の中の熊よろしく、控え室で落ち着きなくあっち行ったりこっち行ったりウロウロしていました(;_:
幸い、演奏の方は我ながらまあまあの出来で(ホッ)、追加公演や次回のコンサートへ出演依頼も受けたりと、嬉しい出来事もありました(^^)V

娘が作ったケーキブール・アン・ブレスから乗った列車は約10分遅れでリヨン・ペラーシュ駅に着き、オペラ座に着いた時は、開演30分前を切っていました。その後本番が始まると、疲労と空腹も手伝って、第2幕の途中辺りから酷い頭痛に襲われました(@@;
帰宅後、お茶漬けと一緒に梅干を食べましたが、こう言う時はつくづく自分は日本人で良かったと実感しますね。そして、デザートには、昼間娘が計量から全部一人で作ったと言う、「お花畑のケーキ」を食べ(写真は昼間妻が撮った物)、少し元気を取り戻しました(^^)

朝から緊張のし通しで、オルフェの如くそのまま死んでしまいそうでしたが、久し振りに充実感を味わう事が出来た意義ある一日でした。完全復活までもう一息?

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