今日は公務員のストライキでした。そのためオペラ座の稽古にも影響があり、舞台スタッフの大半が公務員なので舞台変換は出来る筈もなく、午前中だけで終わってしまいました。
バスはないことは分かっていたので朝オペラ座へ行った時と同じように帰りも地下鉄に乗ろうと思ったら、故障かなんかで動いてないませんでした! 復旧まで時間もかかりそうだったので仕方なく歩いて帰ったのですが、幸い、天気が良かったのでたとえ気温は氷点下に近くても気持ちは良かったです(^^)
さて、今日から毎年恒例の『灯りの祭典』が始まりました。今年は25周年だそうですが、おやおや、なんと!この催しってうちの娘と同い年なんですね(笑)。
元々は1852年9月8日に予定されていたたフルヴィエールの丘のマリア像の落成式がソーヌ川氾濫のため同年12月8日に延期され、その日も悪天候で中止になりそうだったのが、晴れ間が出るほどにまで回復したことにリヨンの人々がマリアへの感謝の証としてそれぞれの窓辺にロウソクを灯したのが始まりだそうですからね。
ところで、一般には『光の祭典』と呼ばれることが多いんじゃないの?という問いについての僕の見解ですが、僕はこの祭典の原点となる出来事が美しいと思うし、今でも8日にロウソクを灯す習慣はずっと続いているので敢えて『灯りの祭典』と呼んでいます。
どのみち仏語の “lumières” の日本語訳は「光」も「灯り」もあって、ケースバイケースで使い分けてる感じですからね。むしろ電飾の光だけに焦点が当てられがちなのが興行的な感じがして残念に思うくらいなんですよ。
因みに、4日間の開催になったのは1999年からだそうで、そこから数えての25年という事なんですね。
オペラ座の稽古は、今日は午後がなくなったし、明日と日曜日は仕事が休みなので良いのですが、7日(土)は午後に「イタリアのトルコ人」のHPがあるので、終わって外に出る頃には大変な事になっているんでしょうね。
どうやって人混みを掻き分けて帰ろうかと考えたらちょっぴり憂鬱になります(^^;
ところで、家内はやっぱり乗り継ぎ便が遅れたようですが、昨日、無事に日本に着いたようでまずは一安心です(^^)