ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」~クレンペラー盤

「フィデリオ」~クレンペラー盤
今年の夏休みも前半があと数日で終わり、来週の火曜日にはエディンバラへ出発です。
今年のエディンバラ国際フェスティヴァルでは、この3~4月にリヨンで公演した“あの”「フィデリオ」をやります。

と言うわけで、僕が一番好きなクレンペラー盤を久し振りに聴いてみました。
主な配役は、クリスタ・ルードヴィヒ(レオノーレ)、ジョン・ヴィッカース(フロレスタン)、ゴットローブ・フリック(ロッコ)、ワルター・ベリー(ドン・ピツァロ)、インゲボルク・ハルシュタイン(マルツェリーネ)、フランツ・クラース(ドン・フェルナンド)他、フィルハーモニア管&合唱という1962年の録音です。
指揮のオットー・クレンペラーは、ドイツ古典派・ロマン派から20世紀の音楽まで幅広いレパートリーを持ち、とりわけベートーヴェンの作品解釈では定評のある指揮者です。そして「フィデリオ」は彼が好んで振ったオペラなのです。僕はこの演奏が音楽的に一番しっくりくるし、ハルシュタインのビブラートが耳障りな事を除けば安心して聴くことが出来ます。
第一幕のレオノーレのアリア、囚人の合唱、第二幕冒頭の序奏からフロレスタンのアリアなどは秀悦です!

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