リヨン・オペラ座「さまよえるオランダ人」は、地下5階のリハーサル室での稽古を終え、地上3階の大ホール・ステージで舞台装置設営の為、今日はお休みでした。
午前中はPCサポートに出掛けましたが、昨日、先日ネットで注文したプッチーニの歌劇「西部の娘」のCDが届いたので、午後は気分転換にこれを聴いて過ごしました。ステレオ録音で状態も悪くないので、とても聴き易かったです。
これは1966年2月14日ヴェネツィア・フェニーチェ劇場公演のライブ録音で、指揮はオリヴィエロ・デ・ファブリティース、主な配役はアントニエッタ・ステッラ(ミニー)、ピエール・ミランダ・フェッラーロ(ディック・ジョンソン)、ジャン・ジャコモ・グエルフィ(ジャック・ランス)、マリオ・グッジャ(ニック)、アンジェロ・ノゾッティ(アシュビー)、ジュゼッペ・ゼッキッロ(ソノーラ)他。
因みに、ステッラとデ・ファブリティースの二人は、1963年のNHKイタリア歌劇団公演でも「西部の娘」に出演していましたね。
この作品はミニー(ソプラノ)とウォークル(メゾ・ソプラノ)を除くと、他はコーラスも含めて全員男声なんです。勿論ソロや重唱も美しいんですけど、それに加えてアンサンブルも凄く良いので歌ってみたい作品の1つです。でも、この作品は僕の知る限り最近では2014年ミネソタ・オペラ、2013年ウィーン国立歌劇場、2011年メトロポリタン歌劇場、スウェーデン王立歌劇場、2009年デンマーク国立歌劇場、2008年コヴェント・ガーデン王立劇場、日本では2007年に新国立劇場で上演されただけで(それ以前は1995年ミラノ・スカラ座による東京公演)、同じプッチーニ作でも「ラ・ボエーム」や「トスカ」に比べると上演される機会が決して多いとは言えません。更には劇場レパートリーの違いを考えてみても、リヨン・オペラ座でやることはまず十中八九ないかも知れませんから、望みは超薄いです…(^^;
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