先日のマクロン大統領による発表により、昨日、リヨン・オペラ座の今シーズンの残りの全公演が上演不可能という事が明らかとなり、今シーズンは終了という旨の知らせがありました。
オペラ座のサイト上ではまだ発表されていませんが、近日中にはチケットの払い戻し方法も含めて告知があると思います。
また、オペラ座シーズンの他、懸念されていた夏のフェスティヴァルに関しても説明がありました。その中で合唱団が関係するエクサン・プロヴァンス国際音楽祭に関して、リムスキー・コルサコフの「金鶏」は中止とありました。しかし、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」に関して音楽祭側は検討中で、遅くとも5月中旬までに決定するということでしたが、このオペラ座からの知らせを受け取ってから1時間もしない内に、音楽祭事務局の方から今夏の全演目中止を伝えるメールを受け取りました(こちらは既に音楽祭のサイトにも告知が出ています)。これにより6月27日に予定していた音楽祭の一環で行われる予定だった男性アンサンブルのコンサートも中止が確定ということになりますかね。残念。
5月11日以降、予定通り本当に外出禁止令が段階的にでも解かれるとすれば、学校や仕事が再開され、オペラ座の稽古だって再開されるでしょう。オペラ座としては来シーズン最初の演目が「金鶏」なので、エクサン・プロヴァンス公演が中止になったことでその分を補うために、夏休み(休み中に大劇場のメンテナンス工事有)に入る7月末まで稽古が可能かどうかを検討中とのこと。大人数で同じ場所にいることが可能なのかどうかの疑問も残りますが、果たしてどうなることやら…。
日本は緊急事態宣言が全国に拡大されましたね。皆様どうぞお気を付けてお過ごしください。