オペラ座の午後と夜のリハーサルの合間に書いています。
テオ爺が行方不明になってから1週間が経ちましたが、未だ何の手掛かりも掴めません。
以前のエントリーで、テオ爺は去年の夏頃まで飼い猫だったと書きましたが、これはどうやら妻の聞き間違いで、1990年からおじさん夫妻に飼われる様になったんだそうです。
おじさんが言うには、テオ爺がまだ若かった頃、プイっといなくなっても2~3日もすれば必ず戻って来たそうですが、そんな時は大抵、他の猫仲間や彼女のところへ行っていたのだとか。それが近年は、もうアパートの敷地の外へ出る事もなくなりました。テオ爺の年齢を考えたら、仲間の猫達も大分いい歳なわけで、いつしか会いに行く相手もいなくなってしまったのでしょうね。
それでも外へ出るのが大好きだったテオ爺。その姿はいつもアパート中の皆の目に留まり、皆から声を掛けられ、愛され続けていたのです。そんな訳ですから行方不明になってからと言うもの、近所の人が真っ先に口にするのはテオ爺の話題。やっぱり皆が気にしているのが分かります。
人に撫でてもらうのが大好きだったと言うテオ爺。「(うちの娘に)う~んと撫でてもらって嬉しかったと思うよ」とおじさんが言っていました。
娘にもテオ爺がいなくなってしまった事を教えましたが、最後に「誰か優しい人が弱っているテオ爺の事を助けてくれたんだね」と話しました。本当にそうである事を祈りながら…。
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