昨日、17日の20時45分から「ヨハネ受難曲」の本番だった。午後に劇場で他のリハーサルがあったので、あまり歌い過ぎない様に気を付け、発声練習のつもりで臨む。どちらかと言えば声の調子は良かった。
本番が始まってしばらくは別にいつもと変わらなかったが、1曲目のアリアを歌っている途中、突然眩暈に襲われ、終わると同時に半ば崩れるように席に戻った。「第一部と第二部との間に休憩はない」と一昨日のG.P.の時に告げられたが、それがもろ仇となった感じ。ここから2曲目のアリア迄の間は15分程、冷や汗と吐き気との闘いだった。
何とか気を取り直して2曲目のアリアを歌い始めたが、目の焦点は合わず足元がふら付き、ついに間奏の途中で平衡感覚を失い、オーケストラ楽員の間に崩れ落ちた(会場からざわめきの様な声!)。それでも椅子の背もたれに掴まり、長大なアリアを歌い終えた。そしてまた冷や汗と吐き気との闘い。まだもう1曲ある…。
本番終了後、皆から祝福の声を浴びた。それに混じって「流石、テノールのパフォーマンスは凄いね!」なんて言う輩もいたけど…。本番で倒れそうになるなんて初めてだった。自分でも一体どうしてこんな事になってしまったのか見当も付かない。明日の本番は気を付けねば…。皆さんご迷惑お掛けしました!
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