昨日、オペラ座はバースタインの歌劇「キャンデード」のKHPでしたが、イギリスの大学院へ通っていた娘が無事に修士課程を修了し、昨日、その卒業式があったので、特別に休みをもらって家内と一緒にイギリスへ行って来ました。
朝一番の飛行機に乗らなければならかったので、家を出たのはまだ4時台でしたが、空港行きのトラムがストライキで運行しておらず、同じようにその告知を知らずに待っていた他の人とタクシー相乗りで空港へ向かいました。
ロンドンには予定時刻より10分程早い7時35分の到着で、その時点での気温はマイナス4℃! しかし、リヨンよりも気温がかなり低いのに、あまり寒く感じなかったです。
このところリヨンはお陽様も出ず、雨が降ったり止んだりだったので、冷え切っているのかも知れません。
娘とは大学のある街へ向かう列車の発着駅となるパディントン駅で待ち合わせていたので、空港からヴィクトリア駅までの直通列車に乗り、そこから地下鉄で移動。
列車の発車まで少し時間があったので、パディントン像の前で記念撮影したり、ブティックを覗いたりして待ちました。
大学のある最寄駅から会場となるキャンパスまで歩いて行きましたが、昨日はとても天気が良く太陽が輝いていました。
しかも、日中はマイナス1℃しかありませんでしたが、それでもやっぱり寒く感じませんでした。太陽の恵は偉大ですね。
卒業式は昨日が初日で、学部、専攻毎に式典が分かれており、最初のグループは9時から行われたようです。娘の専攻は3番目のグループで12時半から始まったので、こうして出席する事ができたのですが、これより前のグループだったらほぼ不可能だったでしょうね。
式典では、博士→修士→学士の順にディプロムが授与されました。写真はビデオから切り取った丁度娘が壇上に登ったところです。
学生の人数に加えて、祝辞などもあり、式典が終わったのは13時40分頃だったでしょうか。その後、大学が用意したダブルデッカーに乗って記念写真の撮影場所が設置されたキャンパスへ移動。
この移動先のキャンパスの方に娘が学んでいた専攻の校舎があり、更にその奥に住んでいたレジデンスがあると娘から教えてもらいました。
記念撮影を終え、レンタルしていたアカデミック・ドレスを返却した時点でもう既に14時を回っていたので、この後のレセプションは断念。駅近くにある娘がよく行っていたというレストランで遅いランチを摂りながら3人でお祝いしました。
レストランを出る頃には辺りもすっかり暗くなっていて、ロンドン市内に戻ったのが16時40分頃。ここから僕と家内は空港へ向かうため更に移動を続けなければならなかったので、娘とはクリスマスに会おうと言ってパディントン駅で別れました。
帰りの便は1時間10分程出発が遅れましたが、これ位は想定内(笑)。しかし、リヨンに着いたら雨が降っていて寒いし、トラムはないしで、結局また家までタクシーで帰って来ました。
とぉ〜っても長い一日を終えて床に着いたのは1時頃。
学部の卒業式は感染症対策の所為で延期となり、本来なら2年前に行われるはずだったのが今年の7月になってしまい、エクスの音楽祭の真っ只中で出席出来ませんでした。
それ故に、尚更、大学院の卒業式には行きたいと思っていたのですがまさかこの時期になるとは思いもよらず、今回も仕事の都合で行けるかどうか微妙でしたが、最後の最後に出席する事が出来て本当に良かったです。そして、感無量でした。