昨日20日夜、リヨンに無事戻って来ました。しかし、いつもと違い心底喜ぶ事が出来ませんでした。
またしても最期を看取ってあげられなかった所為か、実感が湧きません。トトロがいつもみたいにス~ッと、どこからともなく現れそうな気がします。
トトロが仔猫の時から今迄14年半もの間、一緒にいるのが当然の生活を送ってきたので、生活習慣病とでも言うのでしょうか、トイレが置いてあった場所はチェック入れるし、餌皿が置いてあった場所はぶつからない様に迂回してしまいます。でも、勿論そこにはもう何も置いていないのに…。
そして今日、トトロの火葬を頼んだ業者から遺骨が戻って来たと動物病院から電話があったので、引き取りに行ってきました。まるで僕が日本から戻って来るのを待っていたかの様に連絡があったので、とても不思議な気がします。
生前、キャリーに入ったトトロは重くてとても苦労しましたが、骨になってしまったトトロは小さな缶に納まっちゃって、それはあまりにも軽くて儚くて、それが故に途轍もない悲しさに見舞われ、家路が異様なほど遠く感じられました。まるで時間の流れがどうにかなってしまったかの様に…。