リヨン・オペラ座の今シーズン第1作目のオペラは、ワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」ですが、その関連で今回は珍しいイタリア語上演の録音の紹介です。
このCDは1970年5月4日にイタリア、カターニアのテアトロ・マッシモに於けるライブ録音です。指揮は戦前バーデン=バーデン、シュトゥットガルト、ブレスラウ等の歌劇場で音楽監督を務め、1946~48年にはライプツィヒのゲバントハウス管弦楽団楽長でもあったヘルベルト・アルベルト。配役はジュゼッペ・タッデイ(オランダ人)、アンヘレス・グリン(ゼンタ)、シルヴァーノ・パリウーカ(ダーラント)、ピエール・ミランダ・フェッラーロ(エリック)、アニタ・カミナーダ(マリー)、フランコ・リッチャルディ(舵手)です。
明らかに「海賊盤」という酷い音質ですけど、なかなか面白いです。タッデイのオランダ人も興味深いし、そして何より我が師匠フェッラーロの貴重な録音でもあります(^^)
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