今日の午前中は、娘の通っている学校が一般市民に公開される「見学日」 “Portes ouvertes” でした。
フランスでは基本的に日本の様な授業参観はないので、こんな時じゃないと子供達がどんな環境で勉強しているのか分かりません。このところオペラ座の仕事がない日には他の仕事が入っているので、毎晩帰宅が零時前後と遅くて妻からは「シンデレロ」と呼ばれたり…。とても疲労が溜まっている上に、昨日なんて朝からずっと頭痛がしていたので薬を飲んで出掛けたら、その所為もあってか本番の間中ちょっとボーっとしてました(@@; 今日も午後からまた仕事だったので、出来れば午前中は家でゆっくりしていたかったのですが、娘がとても楽しみにしていたので、それを無碍にするわけにも行きませんでした。こう言う時は辛いですね(^^;
写真は向かって右が木炭画で冬の風景。「絵を描くのにパンを使うから、各自持って来るように!」と先生から言われたと娘が言うので、当日の朝、パン屋で焼き立てのパンを買って持たせら、柔らか過ぎて使い物にならず、勿体無いから友達が食べちゃったとか…(^^; 娘は他の友達から分けてもらって事無きを得たそうですが、だったら最初から「硬いパンを持って来い!」って言ってよね。ボカシを入れるのに擦る為だったんだそうです(笑)。
左のディプロドクスはグワッシュ “Gouache” (不透明水彩技法)ですが、歴史の授業で学んだジュラ紀後期に生息した竜脚類恐竜の代表格だったディプドクスを美術の時間に描いてみよう!と言う試み。足が交差していたり、尻尾が異様に長いところがいかにも娘らしくて笑えます(笑)。娘が得意満面で「クラスのだれよりもシッポ長かったよ~!でね、この子にマノピーって名前つけたんだよ!」と説明してくれましたが、一体何を自慢してるんだか…という感じです(^^;
娘の通っているのは公立校ではなく、1915年創立のカトリック系の私立です。中学部の廊下には今日の為に歴代のクラス写真が年を追って展示されていましたが、お婆ちゃんが孫(在校生)に、「ほら、これ私だよ!」と嬉しそうに教えていました。今日は卒業生にとっても年に1度母校を訪問出来る特別な日だったんですね(^^)