ヤマハのグランドに買い替えてから、早いもので4年半余が経ちました。その間、随分お世話になりました。日頃のレッスンは勿論なのですが、ロンドン大学のジャズピアノコース受講時にはかなり練習しましたし(笑)、課題提出のための録音もしましたしね。
それに加えて、今年は新型コロナウイルス感染症拡大によるロックダウンもありましたからね。あの数カ月間、ピアノを弾いて過ごすことができて本当に救われたと思っています。
ただ、残念ながら楽器は消耗品です。ずっと大事に使い続けたいと思っていても、いずれは買い替えを考えなければならない時が訪れます。
そんな思いをしながらこの数ヶ月は、ピアノ屋さんに出向いたり、ネットで探したりを始めていました。
そして、ついに今月始めオーバーホールを終えたばかりの逸品を見つけたんです。しかも、売りに出していたのは、リヨン近郊のピアノ屋さんです。これは運命?それとも最後のチャンス?とか思いながら、オペラ座の稽古の合間を縫って家内と一緒にお店を訪れました。
店内には他にも数台同じメーカーのものがありましたが、やっぱりこのピアノ以外には考えられませんでした。すっごい古いピアノなのに筐体の強度と言い、響板と良い、リビルドしてもここまでの音が出るんだと感動してしまいました。
それから話はトントン拍子に進み、今日の午前中に我が家にやって来ました!
ここ数日、ヤマハのグランドとは別れを惜しむような感じで過ごしました。いつものことなんですけど、別れの時が近づくとやっぱり悲しくなっちゃいますね。今朝はありがとうという感謝の気持ちで送り出してあげました。
ピアノの買い替えはこれで3度目。今度のピアノとは今まで以上にもっと長く付き合えたら良いなあと思います(^^)