今夜はオペラ座でジャン=マルク・ルイサダのコンサートがあったので、家内と一緒に聴きに行って来ました。
写真は街中に貼られていたポスター。
「今宵、映画館にて」と題されたプログラムは、ルイサダの子供時代からの生活の一部でもあり、彼の想像力を育んできた第七の芸術「映画」への、そして亡き両親へのオマージュとして企画されたもの。
現在、オペラ座は「影のない女」の公演中なので、ピアノはオケピットを閉じた部分に設置され、舞台とオケピットを隔てる緞帳(どんちょう)部分には、舞台装置を保護する為もあって鉄のカーテンが下された状態。
今夜はその鉄のカーテン部分にショート・ビデオを上映しながら、また、曲と曲の間にルイサダ自身がマイクを手に取り回想を交えながら、モーツァルトに始まり、ブラームス、ショパン、ワーグナー、マーラー、ガーシュイン等が演奏されました。
予定プログラム終了後、アンコール曲も長短合わせると7曲くらい弾いたかも知れません。当初の予定では公演時間は1時間45分(休憩込み)という事だったんですけど、20時開演で終わったのは22時40でしたから、随分長かったですね(笑)。
彼くらいのピアニストになると、曲の解釈やテンポの揺れなど皆それぞれにクセがあって面白いですが、音がとても綺麗で心地良かったです。