ガレット・デ・ロワ ’24

今日1月6日は、エピファニー「主顕節(または公現祭)」です。東方の三博士がベツレヘムに到着し、イエスが神の子として自己を顕示した事を祝う日ですが、今日をもって、一連のクリスマスの行事がすべて終了です。
我が家では既にクリスマスの飾り付けは年末には片付けて、正月飾りですけどね(笑)。

ガレット・デ・ロワ '24

ただ、この日にガレット・デ・ロワを食べる習慣はキリスト教とは関係ないらしいんです。
古代ローマ時代にサートゥルヌス神を祝った「サートゥルナーリア祭」の最中に、ローマ人が奴隷も交えて一緒になってケーキを食べた特別な日で、ケーキの中に隠された豆を見つけると「サートゥルナーリアの王子」となり、その日一日、望みのものを何でも手に入れる権利を得ることが出来たという説があるそうです。
また、今日、その場にいる最年少の人がテーブルの下に潜って次の一切れをもらう人を選ぶという習慣も、このサトゥルナーリア祭に由来するというのですからなかなか興味深いですね。

長い年月を経て、様々な祭りや祝い事が混じり合い、今日へと続いているわけですが、今なお変わらないのは、皆んなで共に過ごし美味しいものを分かち合う気持ちです。

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