王様のお菓子

Galette de Roi今日1月6日は「主顕節」 Epiphanie です。東方の3人の博士がベツレヘムに到着し、イエスが神の子として自己を顕示した事を祝う日で、今日をもって、一連のクリスマスの行事がすべて終了します。 キリスト教に於いて、クリスマス後12日目の今日が「主顕節」である事は明らかなのですが、フランスのカレンダーを見ると、なぜか今年は1月2日のところに「主顕節」と書かいてあります。その理由をフランス人に訊くと、「新しく祝日を増やす代わりに、1月の第1日曜日を『主顕節』とした」と言う答えが返ってきました。なんと!フランスでは移動祝日だったんです。こんな訳ですから、来年はもっとややこしいです。1月1日が日曜日ですが、新年と一緒では幾らなんでも都合が悪いと思ったのか、翌週の8日が「主顕節」になります。なんともはや…。
フランスで「王様のお菓子」 La galette des rois を食べる習慣は、フランス革命以前の14世紀頃から始まったと言われています。初めは親しい人にお菓子を贈ると言う習慣でしたが、この時期が丁度、領主に供物を献上する時期と重なる事から、Le gâteau des rois と呼ばれました。今日、フランスで食べる「王様のお菓子」の中には、陶製の人形(古くはソラマメ)が隠されていて、何等 分にも切り分けられた中からそれを当てた人が、その場の王様に成れるという、子供達にとっても楽しい行事です。
昨日は我が家でも「王様のお菓子」を焼きましたが、さて、誰が王様になるでしょう…。

検品中どこに隠れてるニャ?

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