もうご存知の方も沢山いらっしゃると思いますが、来シーズンからリヨン国立歌劇場の音楽監督に大野和士さんが就任する事が決まりました。
劇場側から発表があったのは、先週の22日の朝でしたが、僕ら内部関係者が知るより先に日本のメディアが就任のニュースをトピックで流していたのには、とても驚きました。でも、僕らには音楽監督と紹介されましたけど、日本のメディアでは主席指揮者という風に伝えられていますね。僕にはちょっと意味が違う様な気がするんですけどね(^^;
そして、今日の夕方には大野さんご本人が劇場に挨拶にみえました。実を言うと、僕と大野さんは今回が初対面ではなくて、まだ僕が学生だった頃に数回仕事をご一緒させて頂いた事があるので、お会いするのは約20年振りと言う事になります。今日お話した時に、当時学生だった僕の名前は覚えていらっしゃいませんでしたが、顔は見覚えがあると仰ってくださり、なんだかとても嬉しかったですよ。
このリヨン国立歌劇場の音楽監督というポストは、2003年にハンガリー人指揮者のイヴァン・フィッシャーが辞任して以来、暫く空白のままだったので、今回の就任には期待が高まります。大野さんの任期中に既に様々なプロジェクトが予定されていますが、その中に日本公演の話もあったりして、今から楽しみでワクワクしちゃいます(^^)