娘のどっきり!?

小学生の演奏昨夜は、ビゼーの歌劇「美しいパースの娘」の2回目の公演が、「オペラ・ソット・ヴォーチェ」の地元リモネの市民ホールで行われました。
このところオペラ座のリハーサルが毎日朝から晩まであるのに加えて、水曜の夜は娘の通う学校で生徒たちによるコンサートがありました。この晩は公演前、唯一夜に何もなくゆっくり休めるはずだったのですが、娘も出演すると言うのでそれなら仕方がないと思い出掛けました。当然、家内も僕も娘は合唱のメンバーの一員として歌うのだと思っていたのですが、会場に着いて受け取ったプログラムを見てサーッと血の気が引きました。見た途端に家内は「もう帰る!」と言うのです。それもそのはず、そこには何と、苗字こそ書いてありませんでしたが娘と同じ名前と共に、偶然にも娘の好きな曲が歌われる映画のタイトル「タイタニック」の文字が記されていたのです!
コンサート前に娘に訊いても「あとのお楽しみ~!」とばかりに、何があるのかちゃんと教えてくれなかったので、プログラムに記されたその曲を歌うのが実際に娘本人だと分かった時には、本当に驚きました。しかも、娘が用意した音源がリハーサル通りには再生されず一旦舞台裏に引っ込んでしまうというハプニングも! 幸い音響システムの不具合が解決して再度舞台に現れたのは前半のトリ! 歌い終えた後会場からは大喝采を浴びて本人は満更でもない様子でしたが、こっちはほとほと疲れ果てました。一体この度胸は誰譲りなのやら…(笑)。

この水曜の晩に受けた心労と(爆)、オペラ座の連日のリハーサル、その他による疲れも色々手伝って、昨夜の公演はスタミナがちょっと心配でしたが、何とか最後まで無事に歌い終えることが出来ホッとしました(^^;
また、昨夜は上演に先立って地元の小学生(日本の4・5年生)が、同作品中で歌われる合唱の抜粋演奏がありました。写真は公演前に行われたリハーサルの様子ですが、本番も皆とても元気でなかなか良かったです。お陰で終演が零時近くになってしまい、最早自力では帰宅出来る時間ではなかったので同僚の車で近くまで送ってもらいましたが、こうした発表の場を子供たちに設けてあげるのも地元の団体ならではでしょう。地域との繋がりは切っても切れない関係にありますからね。

今夜、オペラ座は「トリスタンとイゾルデ」のオケ合わせ。頭を切り替えねば!

カテゴリー: 日記・コラム・つぶやき タグ: パーマリンク