『Toto』…

Toto by Nathaliaナターリアは、今年10歳になるロシア人の>女の子。うちの娘とはピアノの発表会の時だけしか会わないけど、とても娘を気に入って仲良くしてくれる。その彼女が、夏休みに娘の事を想って書いた曲をプレゼントしてくれた。
最後に彼女に会ったのは6月。当然、トトロが亡くなった事を彼女は知らないのだが、その彼女が書いた曲は何故かあまりにも物悲しい。曲を書き終えた後、彼女はどうしても曲名が思い浮かばず、夏休みが終わるとすぐ、僕の友人にうちの娘がどうしているかを尋ねたそうだ。そして事情を知るととても驚き、それなら曲名はこれしかないと「Toto」と付けたそうだ(娘がいつもトトロの事を『トトちゃん』と呼んでいたから…)。

昨夜は帰宅後ピアノで早速弾いてみたが、単純な旋律に込められた物悲しさに、3人共涙が溢れて止まらなかった。
どうして彼女は短調の曲を書いたのだろう。娘の心の叫びが聞こえたのだろうか。
子供ってやっぱり、大人には計り知れない不思議な能力があるのかなぁ…。

“Toto” by Nathalia : “toto.mp3” (456 KB) 公開終了

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