大きいおばあちゃん

昨日から娘の通う学校は2週間の春休み。この期間を利用して妻と娘は日本へ一時帰国する事になりました。
実は先月末、妻の祖母が亡くなりました。本来なら葬儀に参列すべきところだったのですが、飛行機のチケットが手に入らなかったのです。勿論、急だった所為もありますが、日本が丁度春休みだった事、また、今年は桜を愛でに日本へ行くフランス人観光客が多く、半年以上も前から予約が一杯だったのだそうです。そして、やっと空きが見つかった便は、葬儀には間に合わない時間だったので諦め、納骨に合わせて帰る事にしたのです。遠く離れていると、こう言う時は本当に辛いですね。僕は忌引きとして1日しか認められない上、その為の諸手続きがとても複雑なので、マーシャと留守番です。

娘にとっては曾おばあちゃんに当たるわけですが、一時帰国の際にはいつも養護施設へ会いに行き、「大きいおばあちゃん」と呼んで慕っていました。

最期の頃は誰に対してでも「ありがとう」と手を合わせていたそうです。日々記憶が朧げになりつつも、人への感謝の気持ちは忘れないその様を想像すると、何とも言い様のない敬意の気持ちで一杯になります。享年98歳。ありがとう、大きいおばあちゃん。合掌。

ちょっとだけお別れね!ちょっとだけお別れね!

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