昨夜は、「マルタ・アルゲリッチ&海老彰子ピアノ・デュオ・リサイタル」に行って来ました。
前売りが始まった直後の6月にチケットを購入したのですが、チケットセンターと主催者側との間の連絡が上手く行っておらず、3席連番で買った筈だったにもかかわらず、実際には僕だけが2階中央席に…。でも、運指も良く見れたので平土間の真ん中だった妻と娘よりはマシだったかもしれません(^^)V
アルゲリッチは今迄にも何度か生で聴けるチャンスがあったのですが、実は今回が初めてでした。去年はオペラ座でもコンサートがありましたが、気が付いた時には既に完売。また、2年前にバーデン・バーデンで「ローエングリン」に出演した同時期にコンサートがあったのでチケットを購入しましたが、あの時は身体が不調だった所為もあって折角の機会を逸してしまったのです。
海老彰子さんはご存知の方も多いと思いますが、長年フランスと日本で演奏活動をしている方です。でも、実際の演奏を聴くのはやはり今回が初めてでした。実は、お姉さんの裕子さんは、僕がまだ日本にいた頃、何度か伴奏をして頂いていました(^^;
昨夜のリサイタルは、謂わば天才と秀才の競演とでも言ったら良いでしょうか。まるでタイプの違う二人のピアニストが、どう言う音楽を作り出すのか楽しみにしていました。演奏プログラムは次の通りです。
- モーツァルト:二台ピアノの為のソナタ ニ長調 K448 (375a)
- ラフマニノフ:二台ピアノの為の組曲第2番 Op.17
– 休憩 –
- ミヨー:二台ピアノの為の組曲「スカラムーシュ」
- ラヴェル:ピアノ四手連弾「マ・メール・ロワ」
- ラヴェル:二台ピアノの為の舞踏詩「ラ・ヴァルス」
因みに、モーツァルトのソナタは連ドラ「のだめカンタービレ」第1話の中で、のだめと千秋が弾いていたあの曲です(笑)。
二人共素晴らしいピアニストですが、生まれ育った環境も違えば、習った先生、流派もまるで違うわけで、当然と言えば当然なんですけど、フレージングやペダリングは勿論、テンポの感じ方、メロディーと伴奏の掛け合い、また、同じピアノ(二人で交互に第1、第2ピアノを弾いたので)を弾いても奏でられる音色の違い等々、こんなにもタイプが違うものかと、とても興味深い演奏でした。
それに何より手の大きさが段違いでしたね。アルゲリッチは録音を随分聴きましたけど、手が余程大きいんだろうと分かる演奏。それが生で見てらやっぱり大きいと言うのが分かり、妙な感動を覚えました。
始めまして
ここ1年ほど、楽しくこちらの日記を読ませていただいております。アルゲリッチと海老さんのお話なのでとても嬉しい!
二人とも大好きなピアニストでそれぞれコンサートにも行きました。アルゲリッチが病気の時、海老さんが看病なさったと聞いております。
5月にリヨンに旅行しました。街を歩きながら熊猫さんのおうちは何処かしらと思い巡らしておりました。
素敵な街ですね。川沿いの風景が大好き!
みーちゃんさん、はじめまして。
> ここ1年ほど、楽しくこちらの日記を読ませていただいております。
有難うございます(^^)
> アルゲリッチが病気の時、海老さんが看病なさったと聞いております。
へぇ~ そう言う事があったんですか。知りませんでした。
> 街を歩きながら熊猫さんのおうちは何処かしらと思い巡らしておりました。
あらら、それは残念でしたねぇ お会い出来たかもしれないのに!
因みに、熊猫さんのおうちは中心部で探しても見つかりません(^^;
これからもどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m