ミケランジェリ ~ リサイタル 1987

ミケランジェリ ~ リサイタル 1987
今日のリヨンは朝からお天気が良かったのですが、先程は雷が鳴り出してかなり強い雨が降りました(><
さて、予定では7月中に終わる筈だったネット関係の仕事が先方の勘違いで8月までズレ込んでしまい、8月に入ったら始めようと思っていた事がなかなか始められません。仕方がないので色んな録音を聴きながらPCでの作業を続けています。
昨日の夕方はアルトゥーロ・ベネデッィ・ミケランジェロがバチカンのネルヴィ・ホール “Sala Nervi” で1987年6月13日に行ったリサイタルのCDを聴いていましたが、ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 作品2の3」に続く、ショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品22」のあまりの素晴らしさに、しばし作業の手を止めて聴き入ってしまいました。
この「華麗なる大ポロネーズ」はショパンの初期の傑作の1つで、元々はピアノとオーケストラ用に1831年に書かれ、続いて「アンダンテ・スピアナート」が1834年に書き加えられました。そして、ピアノ独奏版「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」と共に1836年に出版されましたが、現在ではオーケストラ版よりもピアノ独奏で演奏される機会の方が多い曲です。
ショパン弾きのピアニストは殆ど皆と言って良いほど皆この曲をレパートリーに取り入れていますが、当然のことながらミケランジェロ自身も何度も演奏しています。現存するだけでも5つの録音があり、これまで僕も1949年(ブエノス・アイレス)と1962年(トリノ)の録音は聴いたことがあったのですが、この1987年の演奏は今回が初めて! 何とも云えない感動に包まれました(^^)

カテゴリー: 音楽 タグ: パーマリンク