メディチ家の至宝展

メディチ家の至宝展今夜は「ティレジアスの乳房」の3回目の公演ですが、ちょっと気分転換に今朝はパリ7区のマイヨール美術館で開催中の「メディチ家の至宝展」を見に行きました。今回のパリ滞在で美術館を訪れるのは何とこれが初めてです!
この展覧会は、メディチ家の15世紀から17世紀に掛けての名品約150点が公開されています。フィレンツェのウッフィーツィ美術館やピッティ宮殿蔵の物が多く展示されているので、ボッティチェルリ、ラファエロの作品等、もう既に見た事があるものも展示されていましたが、美しいものは何度見ても良いものです。
また、フィレンツェのバルジェッロ国立博物館蔵のミケランジェロ作「ダヴィデ・アポロ像」(または「アポッリーノ」)や、フィレンツェのケルビーニ音楽院蔵のニコラ・アマティ作のチェロも展示されていましたが、とりわけ僕の目を惹いたのは、この展覧会のポスターにもなっているプラハ国立美術館蔵のアニョロ・ブロンズィーノ作「エレオノーラ・デ・トレド」の肖像画です。
ブロンズィーノは1539年、トスカーナ大公コジモ一世とエレオノーラ・デ・トレドとの結婚祝祭の為の装飾に携わった後にメディチ家の宮廷画家となります。彼が描いたトスカーナ大公妃エレオノーラに纏わる作品は他にも数点現存しますが、この1543年頃作の肖像画は色彩の鮮やかさ、濃淡等、細部に至るまでキメが細かくとても丁寧で、僕好みでした(^^)
因みに、この展覧会はポスターでは1月31日までとなっていますが、2月13日まで開催期間が延長されたようです。


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2 Responses to メディチ家の至宝展

  1. あんず71 のコメント:

    フィレンツェでウッフィツィ美術館へ行って来ましたから、メディチ家も少し詳しくなりました!
    入館する時のセキュリティーが大袈裟だなぁ~と思ってましたが、入って納得。
    ヴィーナス誕生や春など30㎝位の近さで、ガラス無しで見れましたからね。
    半日近く居たけど、もっとゆっく~りと見てたかったです。
    帰国してからガイド本を見て、なるほど~と感心したり
    ここってそんなに有名だったの??と・・・・
    イタリアのローマ~ミラノの旅でしたが、奥が深いですね!
    また行きたい所です。
    ちなみに私のお気に入りは、ローマ・シエナ・フィレンツェです♪

  2. ひで のコメント:

    あんず71さん、お早うございます。
    > 入館する時のセキュリティーが大袈裟だなぁ~と思ってましたが、入って納得。
    まあ当然でしょうね。それにかなり近くまで寄れますけど、センサーも作動してますから、気を付けないとね(笑)
    > 半日近く居たけど、もっとゆっく~りと見てたかったです。
    スケジュールがあるので仕方がないですよね。お気持ち分かります。
    > ちなみに私のお気に入りは、ローマ・シエナ・フィレンツェです♪
    シエナはまだ行った事がないので、機会があれば行ってみたい所の1つです。

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