リヨン・オペラ座による地域文化交流事業の1つに、オケの楽員、合唱団員、ダンサーと一般職業に従事する人達との交流があります。題して “Duo des métiers” 「職業のデュオ」。これまで既に理髪師、肉屋、庭師、菓子職人等々、様々な職業の方々と交流を行ってきましたが、今回は石工の人達との交流という事で、今日の午前中にリヨンの隣町の建設現場を訪れました。
今日は石工の人達が働いているところをバックに、男声カルテットとコントラバスの演奏を撮影するという企画。曲は2012/13年のシーズンに初演した “L’Opera nell’opera” の中の男声カルテット曲にコントラバスを加えてアレンジし直したもの。初演時の無伴奏版よりも長かったですが、歌手は4人とも初演時のメンバーなのでとても楽でした。
9時半現地集合(スタッフは機材設置の為9時)で10時撮影開始。写真はマイクテストに続いてカメリハを行っているところ。因みに、建設現場では安全対策上ヘルメットと安全靴の着用が義務づけられているのはフランスでも同じ。頭上をクレーン車が持ち上げた鉄骨が行き交っているのですから油断なりません!
マイクバランスなどを調節しながらのリハーサルに続いて、本番も色々なカットを撮る為に何回か撮り直して(テイク5までは覚えてる)、OKが出たのは11時15分。撮影終了後、石工の人達と歓談して一緒に記念撮影しておしまい(^^)
休憩を交えながらの撮影だったとは言っても、今日も朝から気温は30℃もあって、直射日光が顔面に思いっ切り照り付けて物凄く暑かったです(><;