以前、妻が1本のワインを貰ってきました。
「これはね、寄付ワインって言って、寄付金で作るんだって。このセミヨン種のブドウって寄付金が付き易いから、いいワインが出来るらしいよ!」
こんな妻の説明を聞いて、僕は「そうだよな~、寄付で金に糸目を付けなかったら、いいワインになるよなぁ」とすっかり納得してしまいました。
このワインが「貴腐ワイン」の事で、寄付金が「貴腐菌」の事だと知った時、どれだけ恥ずかしかった事か…(^^;
貴腐ワインは、ボトリティス・シネレア菌等の菌が付着したブドウから造り、甘口でその独特の濃厚でコクのある風味から、特にデザート・ワインとして珍重されます。
フランスではこのボルドー地方のセミヨン種、ソヴィニョン・ブラン種の「ソーテルヌ」、、ハンガリーではフルミント種の「トカイ」、また、ドイツではリースニング種の「トロッケンベーレンアウスレーゼ」が、世界三大貴腐ワインと呼ばれるそうです。
そんな高価なワインを頂いてマジマジと瓶を見ると、年号のところにシールが貼ってあるではないですか(写真をクリックで拡大)! これは一体どう言うわけ? お茶目? まさか…じゃないですよねぇ…(笑)。
でも、美味しかったら何も文句はないですけどね。さて、いつ開けましょうか~♪