オペラ座の仕事がオフの時はCDを聴きながら過ごす事が多いですが、今日は1974年9月ウィーン国立歌劇場に於けるライブ録音、ヴェルディの歌劇「運命の力」を聴きました。
指揮リッカルド・ムーティ、主な配役はジルダ・クルス=ロモ(ドンナ・レオノーラ)、フランコ・ボニゾルリ(ドン・アルヴァーロ)、マンフレート・ユングヴィルト(カトラーヴァ侯爵)、コスタス・パスカリス(ドン・カルロ・ディ・ヴァルガス)、チェーザレ・シエピ(グアルディアーノ神父)、セスト・ブルスカンティーニ(フラ・メリトーネ)、ジョイ・デイヴィドソン(プレツィオジッラ)他。
兎にも角にも男声陣キャストが超豪華!それに加えて神経質なまでに繊細かつ機知に富んだムーティの音楽が冴え渡っていますね。
ボニゾルリを初めて生で聴いたのは1980年代東京にて。その後、渡伊の1989年夏にヴェローナ野外劇場でヴェルディの歌劇「アイーダ」(ラダメス役)を聴きました。
開演前、劇場の傍で待っている時に、真っ白なスーツに身を包み、そこへ首に巻いた真っ白なスカーフをなびかせながら颯爽と楽屋口へと急ぐ姿を見て、如何にもイタリアのテノール歌手然としているその様に妙に嬉しくて家内と共に笑ってしまったのを覚えています(^^)
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