「立冬」と「立腹」

天気図この秋は、9月に物凄く寒いと思ったら、その後はずっと天気も良く結構暖かい日が多くて、いつもの雨が多いヨーロッパの秋は一体どこ?と言う感じでした。
ところが今日は随分肌寒いな~と思ったら、なんと暦ではもう「立冬」でした。日中の最高気温が13℃じゃ、寒い筈ですよね(^^; さて、昨日のエントリーで引越しの事を書きましたが、今日も少しその事についてお話します。

フランスでは賃貸アパートの契約を途中で破棄する場合は、最低3ヶ月前に大家さん、または、不動産屋に書留で通知する義務があります。 うちの場合、引越しが12月初旬なので9月に通知を出したのですが、その了解の返事を受け取るより先に、いつもは静かな電話が(!)引っ切り無しに鳴り始めました。
不動産屋が空きアパートの広告を出した為、見に来たいと言う人達からの電話でした。一応、僕も普段は働いている身ですから、彼らの希望通りにはアポが取れないので、劇場の休憩時間や、本来なら家族の団欒の時間である筈の時間を犠牲にして埋めていきました。借りている以上、訪問を受け付けるのも義務の1つなのですが、このようにしてわざわざ取った何十人ものアポも、実際には一方的にすっぽかされた事が何度もありました。これには流石に腹が立って、「時間を返せーっ!」と叫びたい気分でした。それから暫くして、「そう言えば電話が掛かって来なくなったねぇ~」なんて思って、うちの不動産屋のサイトで空きアパートの広告がなくなっているのを確認した時には、心底ホッとしました(^^)
でもこの後、実際にはもう一騒ぎあったんですが、それはまた次回にします。

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