母の日 '10

今日、フランスは母の日でした。日本では5月の第2日曜日ですが、フランスでは通常5月の最終日曜日がこれに当たります。ところが、ペンタコステ(聖霊降臨の主日)が重なる場合は、6月の第1日曜日に移動するという仕組みだそうです。また、フランスではここリヨンが第1次大戦が終わった1918年に、 “Journée de Mères” (直訳:母の日)として大戦で息子を失った母親達に捧げた日が初めてだったそうです。因みに、現在の母の日 “Fête de Mères” は第2次大戦後の1950年に導入されました。

母の日のプレゼント

娘から今年のプレゼントは、折り紙で作ったチューリップを添えた、「宝石箱」(?) “Boîte magique” でした。この宝石箱はいつもの様に学校で作った物ですが、僕は送り迎えの時にデザインはどんな感じだとか、今日はどこまで出来たとか随時途中経過を聞かされていました(笑)。また、ブラウスの袖を青く汚して帰って来て妻に叱らた時、娘は「今日は美術があったんだもん!」と誤魔化していましたが、後で、実は箱に色を塗っていて付いてしまったんだと、僕のところにそうっと耳打ちしに来ました。娘は「フェート・ドゥ・メール(母の日)になるまでママにないしょだよ!」と、ほぼ毎日のように僕に釘を刺していましたが、それを聞いて、さぞかし母親のビックリして喜ぶ顔が見たいんだろうなあと思っていました(^^)

モワルー・オ・ショコラ

娘が今朝作った「モワルー・オ・ショコラ」 “Moelleux au chocolat” は、送り迎えの時に聞かされていた娘の当初の計画では妻が朝起きる前に焼いて、朝食に起きて来た時にビックリさせる筈でしたが、昨日は知り合いのお宅にお邪魔していて帰宅が遅くなってしまったので、案の定、早起きは出来ませんでした。それでも、朝食後に頑張って作りました。勿論、娘が出来ない事は僕が手伝わされましたけどね(笑)。
「モワルー・オ・ショコラ」は簡単に言うとチョコレート・ケーキの1種ですが、割った時にチョコがトロリと流れ出すくらい真ん中部分が柔らかいケーキです。レシピに書かれてる通りに作ったので当たり前かも知れませんが、流石、ルノートルのレシピ!と~っても美味しかったです。娘も大満足でした!

ところで、”moelleux” は僕にとって仏語の発音の七不思議(ホントはもっとあるかも?)の1つです。仏語の発音にも一応規則があって、大体はその規則通りで間違いないんですが、規則には当てはならない、所謂、「例外」と言うのが結構あるんですよね。どうして?とフランス人に質問しても、大抵は「例外だから…」と返されて、未だちゃんとした答えを得られた例がありません(爆)。この “moelleux” の場合も、「oe」だから単純に「オエ」となるかと思いきや、「oi」の時と同じ様に「オワ」と発音するんですよ。もし「オエ」と読ませるなら「oé」または「oë」じゃないといけません。気を付けないとよく間違えてしまいます。今日も娘から発音を注意されました(^^;

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