今月17~20日に4回に亘って、映画『ロード・オブ・ザ・リング~旅の仲間』のフィルム・コンサートがリヨンのオーディトリウムで行われます。
巨大スクリーンで映画を上映、サウンドトラックは生で!という催しで、ルードヴィヒ・ヴィッキ指揮、リヨン国立管弦楽団、リヨン合唱団、児童合唱は聖ジャン教会聖歌隊、ソプラノのソロはケイトリン・ラスクという面々。僕はオペラ座のリハーサルは昼間のシフトで夜が空いているので、コーラス・パートを手伝うことになりました。
昔、まだ日本にいた頃は映画音楽のレコーディングに参加した事もありますが、こういう企画は初めてなのでとても興味があります。映像は待っていてくれませんから、曲のテンポは常に正確さが求められますよね。しかも、歌っている言語と言うのは、オックスフォード大学の言語学教授でもあった原作者トールキンが生み出した “Elvish language” (仏語では “langue elfiques” と言います)という妖精たちの間で話される言語、つまり「架空の言語」!発音は英語に近いんですけどちょっとややこしいです(^^;
写真は、ネットで見つけたルツェルンでのコンサートの際に撮られたものですが、こんな感じで舞台上にオーケストラと合唱が乗り、その上に巨大スクリーンが掛けられるという位置関係なんでしょう。リヨンのスクリーンは幅17メートル、高さ7メートルになるらしいです。