昨日は家でのPC修理やその他の作業をしながら、1962年ローマ歌劇場に於ける、マスカーニの歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」公演の録音を聴いてみました。
指揮はフェルナンド・プレヴィターリ、配役はアントニエッタ・ステッラ(サントゥッツァ)、ジュゼッペ・ディ・ステーファノ(トゥリッドゥ)、アンセルモ・コルツァーニ(アルフィオ)、コリンナ・ヴォッツァ(ルチア)、マリア・ルイザ・ファッツェア(ローラ)。
保存状態が良くなかった所為なのか決して良い録音とは言えませんが、演奏自体はとても良いです。レパートリーを自分の声質より重めの役に広げて失敗したと言われるディ・ステーファノも、ここでは決して悪くはないです。彼自身シチリア出身でしかも作品もシチリアを舞台としていますから、この役を演じる時は思い入れも一入だったのかも知れません。尤も、1980年代に初めて生で彼の歌を聴いた時は衝撃的で、声が別人のように低くなってしまっていて、かなりショックだった事を未だに覚えています。
今夜のリヨン・オペラ座は、「カルメン」の3回目の公演です。