こんちぁ~!

昨日は朝からずっと雨降りで少々憂鬱でしたが、何と今週オペラ座で予定していたリハーサルがなくなり来週の火曜日まで、またしても休みになるという事が判明したので(女声のみの「聖スザンナ」は予定通りありますけど…)、ちょっと拍子抜けしてしまいました(^^;
でも、オペラ座の仕事が休みになっても11月に予定しているコンサートのリハーサルはあるので、まるっきり休みと言う訳ではないんですけどね。

こんちぁ~!閑話休題。昨日の夕方、オペラ座のリハーサルが終わって帰宅後寛いでいると、マーシャが簡易テラスで尋常ではないくらいとてもソワソワしていたので、一体どうしたのかと思い窓から下を覗いてみたら、あの子が来ていたんです!
このところずっと姿を見なかったのでちょっと心配していたんですけど、元気そうだったのでホッとしました(^^)

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ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」

ヴェルディ:歌劇「ルイザ・ミラー」ヴェルディの歌劇「ルイザ・ミラー」は先シーズン、リヨンのオペラ座でも上演されたのでまだ記憶に新しい方も多いかと思います。
写真は、1976年5月にミラノ・スカラ座で上演された同作品を収めたライブ録音のCDです。モンセラ・カバリエ(ルイザ)、ルチアーノ・パヴァロッティ(ロドルフォ)、ピエロ・カップチルリ(ミラー)、カルロ・ザルド(ヴァルター伯爵)と言った当時最高の歌手陣が一同に会し、ジャナンドレア・ガヴァッツェーニが指揮をしたこの演奏は、この作品に於ける名演の1つに挙げられます。
僕の手元にはこの録音の他にも3つ違う録音があるんですけど、そのどれもがそれぞれ悪くはないのですが、やはりこのガヴァッツェーニ盤がナンバーワンですね。歌手陣の歌唱は言うまでもないし、スカラ座管の奏でる音もさることながら、それら全てをサポートするガヴァッツェーニの指揮、作り出す音楽は特筆すべきものがあります。これぞ正真正銘の正統派ヴェルディ!と呼ぶに相応しい演奏です。
このスカラ座公演と同年の10月11日、ガヴァッツェーニはヴェルディの歌劇「イル・トロヴァトーレ」を指揮してニューヨーク・メトロポリタン歌劇場にデビューしています。この時の主な配役は、ルチアーノ・パヴァロッティ(マンリーコ)、レナータ・スコット(レオノーラ)、マッテオ・マヌグエラ(ルーナ伯爵)、シャーリー・ヴァーレット(アズチェーナ)です。タイム誌には、「ガヴァッツェーニは常に歌手陣に対して細心の注意を払いながら、一貫して制御された完璧なパフォーマンスへと導いた…第4幕レオノーラのアリアに於けるスコットへのサポートは永年人々の記憶に留まるであろう」(大意)という内容の評が掲載されました。これはイタリア・オペラの伝統を重んじた彼に与えられた、最高の賛辞だと思いますね。
尚、一部ではデビュー作品が「イル・トロヴァトーレ」ではなく「椿姫」と記載されている場合がありますが、これは間違いです(メトロポリタン歌劇場の公演記録で確認済み)。

ガヴァッツェーニの演奏は、テレビやCD、ビデオでは何度も見聴きしましたが、まだミラノにいた頃に実際に指揮をしている姿を見る機会がありました。スカラ座のチレアの歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」とプッチーニの歌劇「蝶々夫人」の公演です。当時もう既に80歳を超える高齢だったわけですが、そんな事をまるで感じさせない素晴らしい演奏で、あのエネルギーは一体どこから沸いてくるのかと不思議に思いました。
1996年2月に86歳で亡くなった時、スカラ座でムーティ指揮により音楽葬が行われたのを今でも覚えています。アルトゥーロ・トスカニーニの流れを汲む偉大な指揮者の死は、また、1つの時代の終わりでもありました。

今日のオペラ座のリハーサルは、ヒンデミットの「聖スザンナ」のオケ合わせだけで男声は必要なかったのでまたしてもお休みでした!
でも明日は、朝から晩までベッリーニの歌劇「カプレーティ家とモンテッキ家」のリハーサル、それに加えて、オッフェンバックの喜歌劇「パリの生活」(2007年演出の再演)の衣装合わせもあるし、滅茶苦茶忙しいんですけどね…(><

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ヴェルディ:歌劇「アイーダ」

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」僕がまだ藝大の学生だった頃、自分で買った最初のレーザーディスク(LD)は、1981年ヴェローナ野外音楽祭に於ける「アイーダ」公演を収録したものでした。所有していたLDはこの「アイーダ」を含め全て渡欧前に処分してしまいましたが、この収録公演に前のエントリーでも触れたカルロ・ザルドが、ランフィス役で出演していたと言うのを知り、改めてDVDを入手しました。
初めてLDを見た時は、マリア・キアーラ、フィオレンツァ・コッソット、ニコラ・マルティヌッチ、ジュゼッペ・スカンドラといった、所謂、有名どころの歌唱に圧倒されました。それに加えて、指揮のアントン・グアダーニョの素晴らしさにとても感動したのを覚えています。
その後、コッソット、グアダーニョとは藤原歌劇団公演で共演した事がありますが、特に印象深く覚えているのは、グアダーニョが指揮をしたプッチーニの歌劇「マノン・レスコー」です。在京の某オーケストラが指揮者によってこんなにも奏でる音が違うのかと驚いたんです。
特にイタリア・オペラは、作品を生かすも殺すも全ては指揮者の腕一つに掛かっていますからね。

肝心の「アイーダ」のDVDの話に戻りますが、今改めて聴いてもやはり良いですね。プレリュードの最初の数小節を聴いただけで鳥肌が立ちました。まるで一音一音が生きているかの様に音楽が止まらず流れて行くんですよ。これは決してせかせかと先走るという意味ではなく、決められたテンポの中でちゃんと脈打っているという事です。
そして、ザルド扮するランフィスの第一声で第1幕が始まりまるわけですが、久し振りに彼の声を耳にして嬉しくなっちゃいました。実際に彼と「セビリアの理髪師」で共演したのはこの公演から11年後になるわけですが、この時の方がちょっと若く見えるぐらいで、殆ど声も変わっていない事に驚きます。なにしろバスは老け役が多い所為もあってか、実際の年齢が良く分からなかったりしますからね(笑)。

僕自身も「アイーダ」は合唱を何回も歌った事がありますが、一度だけ抜粋ですがラダメスを歌った事もあるんですよ(!)。でも、いずれの場合も演奏会形式なので、残念ながら演出付きの舞台では演った事がない作品の1つです。
渡伊の年の夏、1989年にヴェローナで実際に観た時(演出はジャンフランコ・デ・ボジオ、衣装・装置は1981年と同じくヴィットーリオ・ロッシ)は、やはり感動しましたよ。本当の意味でのスペクタクル!という感じでした(^^)

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ドニゼッティ:歌劇「ピグマリオーネ」

オペラ座の「鼻」の公演が昨日無事に終わりました。昨日、一昨日は2日続けての本番で、しかも昼間に他の演目のリハーサルもあったりしたので、昨日はちょっとしんどかったです(><
今日のオペラ座のリハーサルは出番がないのでお休み。そのお陰で何と!約1ヶ月振りのウィーク・エンドの休暇が実現しました~\(^o^)/

ドニゼッティ:歌劇「ピグマリオーネ」閑話休題。先日、とても珍しい録音を見つけました。ドニゼッティの歌劇「ピグマリオーネ」は彼が19歳の時に書いた最初のオペラですが、彼が生存中には上演される事がなかった上に長年その存在が忘れ去られていました。
初演は20世紀に入ってから、1960年10月にドニゼッティの研究家としても知られるイタリア人指揮者アルマンド・ガットが自らタクトを取り、タイトル・ロールをドーロ・アントニオーリ(写真)、ガラテア役にオリアーナ・サントゥニオーネという配役で、ドニゼッティの生地ベルガモのテアトロ・ドニゼッティで行われました。その歴史的な公演を収めたのがこのCDなのです。
テノールのドーロ・アントニオーリはあまりよく知らなかったのでネットで色々調べてみると、僕がロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」でアルマヴィーヴァ公爵を歌った時に、ドン・バジリオを歌ったカルロ・ザルドが1980年代前半に彼とも共演していた事を知り、思いも寄らない意外なところで接点が見つかり少々驚きました。

「ピグマリオーネ」はギリシャ神話の中に出てくるキプロス島の王ピュグマリオンの伝説によるもので、自ら彫刻したガラテア像に恋をし、ついにはガラテアに命が与えられ最後は目出度く結ばれるという内容です。その殆どがピグマリオーネ(テノール)の独白による約40分の短いオペラですが、ドニゼッティ19歳の処女作にして、「ランメルモールのルチア」の狂乱の場を思わせる旋律も既に耳にする事が出来、生涯78作ものオペラを生み出した彼の才能を彷彿とさせます。

ガットとはまだ僕が日本にいた頃、藤原歌劇団公演で数回共演した事がありますが、僕がこの「ピグマリオーネ」を1993年にミラノで歌った時に使用したスコアは、やはりガットの監修によるものでした。でも、この初演の経緯は知っていたものの、録音の存在など当時は知る由もないですからね。あれから18年余り経った今、自分以外の演奏を聴くのは初めてなので不思議な感じがしました。そして当時の事を思い出してとても懐かしかったです。

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久々の道明寺桜餅

昨夜は前述の通り早く寝たのですが、それでも今朝はまだ身体が辛くて、オペラ座のリハーサルが少々きつかったです。でも、今夜は公演がない分だけまだマシですけどね(^^;

さて、この日曜日、僕がオペラ座の「鼻」の公演で留守にしている間に、家内が娘と一緒に久し振りに道明寺桜餅を作りました。今回は小豆の餡子と白餡(白いんげん)の2種類ありましたが、どちらもとても美味しかったです(^^)

久々の道明寺桜餅

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