今日はメーデー。そして、フランスは「スズランの日」です。今日のリヨンは朝から雨が降ったり止んだり。メーデーと言う所為もあり市内交通機関の全面ストップに加え、殆どの商店が閉まっているので、どこへも出掛けることなく家でゆっくり過ごす事にしました。なにしろ一昨日、昨日と本番続きだったので今日のオフは、明日からの公演の為にもとても貴重ですからね。
写真は、今朝娘が撮ってきたアパートの花壇に咲くスズランです。久し振りの天の恵みのお陰で良いお湿り具合ですね。

今日はメーデー。そして、フランスは「スズランの日」です。今日のリヨンは朝から雨が降ったり止んだり。メーデーと言う所為もあり市内交通機関の全面ストップに加え、殆どの商店が閉まっているので、どこへも出掛けることなく家でゆっくり過ごす事にしました。なにしろ一昨日、昨日と本番続きだったので今日のオフは、明日からの公演の為にもとても貴重ですからね。
写真は、今朝娘が撮ってきたアパートの花壇に咲くスズランです。久し振りの天の恵みのお陰で良いお湿り具合ですね。

今日、リヨン・オペラ座は「エフゲニー・オネーギン」の初日です。
昨夜は「マゼッパ」の初日でしたが、フェスティヴァルの初日でもあった所為なのか、開演の数時間前から仏国営放送が取材に来ていました。僕が髪の毛をセットしてもらっている間中もずっとカメラが回ってたんですけど、あれってちょっとくらいオンエアされるのかな?
写真は前回の公演時に撮影されたもので、第3幕第1場の舞踏会の場面。因みに写真に向かって右端、斜め後ろ向きに立っているのが僕です(^^)
今日からいよいよリヨン・オペラ座でフェスティヴァル・プーシキンが開幕。5月21日までの期間中、チャイコフスキーのオペラ3本、リムスキー=コルサコフのオペラ1本(演奏会形式)を含むシンフォニー・コンサート、ロシア歌曲の夕べ、室内楽のコンサートが予定されています。そして第1夜の今日は「マゼッパ」です。
「マゼッパ」はプーシキンの詩「ポルタヴァ」を基にヴィクトル・ブレニンが台本を書き、チャイコフスキーによって作曲されたオペラです。原作はピョートル大帝に謀反を起こした歴史上の人物イヴァン・マゼッパについて書かれたもので、ポルタヴァとは東ウクライナのポルタヴァの事であり、ロシア帝国とスウェーデン王国との間に21年間に亘って繰り広げられた大北方戦争中、スウェーデン軍の敗戦を決定的にしロシア軍を勝利へと導いた最大の戦いである「ポルタヴァの戦い」を指しています。
チャイコフスキーのオペラでこの史実は、第3幕冒頭に「交響的シーン~ポロタヴァの戦い」として描かれています。また、このオペラの導入曲は劇的で力強く、静かにさり気なく始まるチャイコフスキーの他のオペラとは対照的です。その後、幕を開けた後も次々と美しいメロディー、劇的で勇壮、且つ、悲痛な音楽が奏でられ、聴き手の心を鷲掴みにします。
土日は2晩続けて違うオペラのGPがあったので、昨日はあまりの疲労に一日使い物になりませんでした。今夜は気を引き締めて「スペードの女王」のGPです。
前回も書きましたが、「スペードの女王」はチャイコフスキーのオペラの中で2番目に上演回数が多い作品です。僕がまだミラノにいた頃にもミラノ・スカラ座(小沢征爾指揮)、カターニア・ベルリーニ劇場等で、また、最近フランス国内ではパリ・オペラ座、トゥールーズ・キャピトル劇場等で上演されています。日本でも昨年はボリショイ劇場による公演があったので観に行かれた方もいらっしゃるでしょう。
ここリヨン・オペラ座では2002/03年と2007/08年のシーズンに上演されていますが、今回の「フェスティヴァル・プーシキン」では、第2幕の劇中劇である牧歌劇『ダフニスとクロエ』の部分がカットされた2007/08年の演出版が上演されます。
チャイコフスキーの作り出す叙情的で劇的な音楽の美しさはこの「スペードの女王」の中でも随所にみられ、ゲルマンのアリア「その人の名前も知らない」、トムスキーのアリア「3枚のカードのバラード」、エレツキーのアリア「私は貴女を愛しています」、リーザのアリア「ああ、心配で疲れ切ってしまった」等々、有名な曲も多いです。如何せん、上演時間が休憩時間や舞台転換を含むと約4時間もあり、今回のフェスティヴァルの3作品中では最も上演時間が長く、出番も最初から最後まで満遍なく配されているので体力勝負みたいな感があります。しかも、登場人物が3人も死んでしまうのでちょっと重いです。プーシキンの作品は悲劇が多いので、仕方がないと言えばそれまでなんだけど、その3人のうち原作では伯爵夫人しか死んでないのにね…。
写真は第2幕第1場、仮面舞踏会の場面で僕が着けている仮面です。賭博の3枚のカードがキーワードとなるオペラだけに、こんな所にも3枚のカードがモチーフとして使われています。
昨日の「マゼッパ」のGPに続いて、今夜は「エフゲニー・オネーギン」のGPです。
「エフゲニー・オネーギン」はチャイコフスキーのオペラの中で上演回数が最も多い作品です(次が「スペードの女王」)。プーシキンの原作が題名通りオネーギンの目線で物語が書かれいるのとは対照的に、シロフスキーの台本によるチャイコフスキーのオペラでは主にタチアーナに焦点を合わせて書かれいてます。随所にチャイコフスキーの美しい叙情的な旋律美が活かされており、苦悩するオネーギン、毅然としたタチヤーナ等、各登場人物の内面的感情が深く表現されています。また、バレエ音楽の巨匠に相応しく、ワルツ、マズルカ、ポロネーズ等の舞踏音楽がふんだんに使われているところは流石ですね。そして、タチアーナのアリア「手紙の場」、レンスキーのアリア「青春の日は遠く過ぎ去り」、グレーミンのアリア「誰でも一度は恋をして」等々、コンサートでもよく歌われる有名な曲も登場します。
写真は第2幕第1場、ラーリナ家で催されるパーティーへ出席する際の衣装を着たところ。前回、2007年1月の公演の際に撮られたものです。自分で言うのも少し気が引けますが、病み上がりと言う所為もありかなりホッソリしていますね。今回も同じ衣装を着てるのに見た目が随分違う感じがします(笑)。
1日置いて火曜日は「スペードの女王」のGPです。