FIVAの使い道

GeeXboX on FIVAバッテリーに続いて内蔵LANが逝き、IDEコントローラがイカレテしまった為にHDDを認識しなくなり、ジャンク同然となってしまったFIVA 206VLの新たな利用方法を探すべく悪戦苦闘すること数日。ついに新たな使い道が見つかりました!
FIVAはUSBフロッピーの他、PCMCIAに挿したフラッシュメモリ(アダプターを使えばコンパクト・フラッシュでも可)でも起動が可能と言う特性があります。しかも、このフラッシュメモリに余裕さえあれば、Windows 3.1をインストール事も出来ます。ただ、3.1ではドライバーの関係で音が出ないので、残念ながらあまり大した事が出来ません。因みに、9x系、MEはインストールの途中でI/Oポートのチェック辺りでハングアップしてしまい、インストールが完了しませんでした。
残された道は当然Linux系になるわけですが、USBフロッピーはインストールに使えない場合が殆どな上に、家にあるコンパクト・フラッシュ(CF)で現在使っていないのは8MB(SanDisk)と32MB(TOSHIBA)の2枚だけなので、ディストリビューションの選択肢がかなり限られてしまいます。となると結局のところ、PCMCIA経由で起動せざるを得ないわけですが、幸いこの2枚のCFには起動領域があるのでこの点はクリアです。最近は大容量のCFもありますけどこの起動領域がないと、どうしようもありませんからね。

色々ディストリビューションを試して最終的に辿り着いたのは、GeeXbox です。このディストリビューションはインストール後のサイズが8MB程度と超小型にも拘わらず、多数のメディア形式に対応した「メディア・センター」です。
インストール作業はCD-ROMが必要なので母艦で行い、その後、設定ファイルを書き換えてFIVAでの起動確認。ところが、CFを途中から認識しなくなってしまうのです。つまりカーネルを読み込めず先に進めません。デバイス名を適当に書き換えて何度も試してみたのですが結果は同じでやはり起動しませんでした。
続いて試したのは、起動部分(GRUB)のみを8MBのCFに入れ、OS部分はUSBメモリーに置く方法。これですんなり起動に成功してしまいました。GeeXboxはOSをRAMディスクに起動するので動作も軽快です。
起動が成功した後は、色んなメディア形式の再生を試してみましたが、FLVまで再生出来たのはちょっと驚きでした。ただ、CPUがTransmeta Crusoe TM5600 なのでビデオ再生はちょっと厳しいですね。でも、音楽ファイルの再生には問題がないので、外部スピーカーに接続してジューク・ボックスとして使います。ディスプレイを閉じてしまえば邪魔にもなりませんしね!

2002年の春に一時帰国した時にアウトレットを見つけて買ったこのFIVA。他の機種は売却したりして殆ど処分しちゃったけど、これは愛着があって未だに見捨てられないんですよね(^^)

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